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2008 年度 実績報告書

デジタル茶室の花鳥風月的な時空間創出技術

研究課題

研究課題/領域番号 20240012
研究機関東京大学

研究代表者

河口 洋一郎  東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (50241807)

研究分担者 堀 聖司  東京大学, 大学院・情報学環, 産学官連携特任教員(特任助教) (40396859)
米倉 将吾  東京大学, 大学院・情報学環, 助教 (60456192)
キーワードCGの実世界実体化 / 臨場感 / 花鳥風月インターフェース / デジタル茶室
研究概要

日本の伝統的茶室は四畳半一間の閉鎖空間でありながら、我々の五感を極限まで増幅する事により、無限に広がる自然世界的な空間認識を可能にする。この茶室における感覚の増幅性を踏まえ、本研究では閉鎖空間からの開放性知覚の創発のためのデジタル茶室の創出を目的とする。
初年度においては、デジタル茶室の大まかな仕様の決定、花鳥風月のための大まかなコンテンツの方向性の決定のための予備実験等を念頭に研究を進めた。このために蝶・魚等の人工生命体のモックアップを数点造形し、それがデジタル茶室によって表現された際にどのような効果が期待されるか、見通しをつけた。また、映像やセンサ入力に対して凹凸変形するスクリーン表面を駆動するための数百本とあるシリンダを制御するためのデジタル10インタフェースの実装を試みた。スクリーン表面の大変形実現のための設計論構築は次年度以降の課題として残されたが、円柱状に凹凸変形のための駆動シリンダを配置する際に、変形部位同士が互いに干渉しないための設計を行った。
これらの研究により、次年度以降、柔軟な制御機構の利用が可能になり、実際に凹凸茶室を実装し、かつ、制御してゆく際に、円滑な研究の進捗が得られるものと期待される。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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