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2011 年度 実績報告書

デジタル茶室の花鳥風月的な時空間創出技術

研究課題

研究課題/領域番号 20240012
研究機関東京大学

研究代表者

河口 洋一郎  東京大学, 大学院情報学環, 教授 (50241807)

研究分担者 堀 聖司  東京大学, 大学院情報学環, 研究員 (40396859)
米倉 将吾  東京大学, 大学院情報学環, 助教 (60456192)
神村 明哉  独立行政法人産業技術総合研究所, 情報通信エレクトロニクス分野研究企画室, 企画主幹 (70356822)
キーワード検証システム完成 / 公開展示 / 国民発信 / メディア報道
研究概要

23年度では、花鳥風月インタフェースの検証システムとなるデジタル茶室が完成された。このプロジェクトでは、3つの新たなインタフェース技術が開発された。これらのインタフェース技術は、それぞれ、変形のできる壁のためのバンパーディスプレイ、鳥や魚の形を持つ造形物インタフェースと超高精細のCGコンテンツ生成技術である。
エアシリンダーと柔軟なテキスタイルを使ったバンパーディスプレイにより、投影したコンテンツに合わせてスクリンを変形したりして、ユーザーに新しいインタラクションの次元を与えられる。これで、デジタル茶室では視覚、聴覚、触覚を併用するインタラクションが実現できる。鳥や魚などのような形を持つ造形物インタフェースにより、ユーザーに対して、自然環境と伝統的な茶室を融合した空間を創出できる。さらに、超高精細CG映像を生成技術により、色んな自然風景などをバンパーディスプレイに投影して、より豊かな視聴体験をユーザーに提供することも可能にになる。
23年度の後半では、この花鳥風月インタフェースの代表となるデジタル茶室のバンパーディスプレイを評価するため、一般公開の展示を行った。観客より、高く評価され、新聞記事でも報道された。日本の伝統文化と先端技術の融合とする斬新な試みとして、非常に評価されている。
今後では、日本の高齢社会の現状に対して、こういうインタフェースを使って、高齢者の五感の活性化等の効果も期待される。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

検証システムが完成されたので、研究は順調に進展していると思う。

今後の研究の推進方策

実装した検証システムを利用し、評価実験を行う。
研究成果をまとめ、国内,国際発表を行う。
研究成果を公開し、展示等の手段で、国民へ発信する

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 進化生命体「Bucco」2012

    • 著者名/発表者名
      河口洋一郎
    • 学会等名
      FICCI-Frames 2012
    • 発表場所
      インド・コルカタ
    • 年月日
      20120314-20120319
    • 招待講演
  • [学会発表] 人工生命体による宇宙芸術の可能性2012

    • 著者名/発表者名
      河口洋一郎
    • 学会等名
      ASIAGRAPH2012フォーラム
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20120312-20120312
  • [学会発表] 「セル」2012

    • 著者名/発表者名
      河口洋一郎
    • 学会等名
      進化型情感的生命機械体
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20120125-20120126

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公開日: 2014-07-24  

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