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2009 年度 実績報告書

漢字文化圏法令データベースの構築を通した比較法研究基盤の確立

研究課題

研究課題/領域番号 20240024
研究機関名古屋大学

研究代表者

松浦 好治  名古屋大学, 法学研究科, 教授 (40104830)

キーワード法律情報 / 漢字文化圏 / 比較法 / データベース / 法令注釈
研究概要

漢字文化圏の法に関する国際協力による法令データの蓄積
韓国法制処との協定に基づいて、主要韓国法の原文とその英訳を入手し、韓国法Bilingual KWICの実験版を構築した。台湾中正大学との研究協力に基づき、主要台湾法の原文とその英訳を入手し、台湾法Bilingual KWICの実験版を構築した。これによって、日、韓、台の3カ国の漢字文化圏法令データの実験的な比較が可能となった。中国についてのデータは、今後の課題である。
これらのデータにどのような比較法研究上有益なデータを注釈として追加する課については、意見交換を続行しているが、その具体化は、当初の計画より遅れ、平成22年度の研究で推進する。注釈の基礎となる英文データについては、CIAのWorld Factbookなどのデータベースが信頼性のある世界各国の基本情報を提供しているため、その有効活用の方法を検討した。
比較法研究のための理論的考察
どのような注釈を提供すれば、より適切な比較法研究を行うことができるかについて、論考を3点発表した。
世界の法情報研究センターとの協力関係
韓国の法制処および台湾の中正大学と研究交流を行い、それぞれの言語によるBilingual KWICの構築、そのメリット、KWICを使った比較法研究の可能性について、検討を進めた。
日本法の標準対訳辞書の強化に関連する研究(英文官報の調査分析)
戦後、占領軍駐留時代に刊行された英文官報について、法務図書館等の協力を得て、電子化の作業を進めた。その作業の半分は終了し、平成22年度に残りの半分の電子化を行う計画である。英文データをテキストデータに変換し、日本語のデータと対応させる二言語のパラレルコーパスの構築は、平成22年度以降の作業である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 日本法令・判例の翻訳と日本法の透明化 (特集 日本法の基層--分野横断的考察と分析2010

    • 著者名/発表者名
      松浦好治
    • 雑誌名

      ジュリスト 1394

      ページ: 24-28

  • [雑誌論文] 法令外国語訳プロジェクトの意義--日本法・法制度の国際通用性2009

    • 著者名/発表者名
      松浦好治
    • 雑誌名

      ジュリスト 1377

      ページ: 2-7

  • [備考]

    • URL

      http://jalii.law.nagoya-u.ac.jp/jaIndex.html

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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