研究課題
基盤研究(A)
本研究では、生体適合性・安全性に優れたα型リン酸三カルシウムを基本素材として、骨移植を代替しうる理想的人工骨を創製することを目的とする。具体的には、期間内に以下の点を研究・解明する:(1) リン酸カルシウム造形法の研究:インクジェットプリンターによるオーダーメード型人工骨に関しては、インクヘッドの改良による造形精度の向上、分割による操作性の向上、内部構造設計による分解吸収性の向上を図る。また、後処理により力学的強度を改善する。テトラポッド型微小人工骨に関しては、既に均一なテトラポッドの形状の作製に成功しているが、後処理による力学的強度の向上、焼結温度の調節による分解吸収能の向上を図る。(2) 生理活性物質の同定と付与方法の研究:バイオセンサーによる生理活性物質同定と作用機序の分子生物学的解析を行い、同定された生理活性物質について、リン酸カルシウムに付与した際の最適の送達制御法を明らかにする。(3) 動物実験での検証:人工骨の試作と動物実験による安全性・有効性の証明を行った後、臨床研究へ向けての準備を行う。
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http://www.tetraDod.t.u-tokvo.ac.jp/