研究課題/領域番号 |
20240062
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川上 憲人 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90177650)
|
研究分担者 |
島津 明人 東京大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (80318724)
宮本 有紀 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (10292616)
森 俊夫 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (80210128)
|
研究期間 (年度) |
2008 – 2012
|
キーワード | ストレスマネジメント / 無作為化比較試験 / 産業保健 / 生理指標 / 産業保健心理学 |
研究概要 |
労働者を対象として、職場環境改善アプローチによるストレス対策の心理的ストレス軽減効果、インターネット認知行動療法学習プログラムのうつ病予防効果をそれぞれ比較対照試験および無作為化比較試験により評価した。また認知行動療法ストレスマネジメントプログラムが脳画像測定による前頭葉の活動(血流)に与える影響、およびセロトニントランスポーター遺伝子多型による認知行動療法プログラムの効果の差を検討した。職場環境改善アプローチによるストレス対策は、心理的ストレスの軽減に対して有意な介入効果を示さなかった。インターネット認知行動療法プログラムは追跡6ヶ月時点で労働者の抑うつの改善に有意な介入効果を示し、また追跡12ヶ月時点で介入群では対照群とくらべて大うつ病の罹患率が有意に低かった。認知行動療法ストレスマネジメントは、脳画像測定による前頭葉の活動を増加させたが有意な差ではなかった。セロトニントランスポーター遺伝子多型による認知行動療法プログラムの効果の差は明確にできなかった。
|