研究課題/領域番号 |
20240069
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
岡本 敏雄 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (60125094)
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研究分担者 |
前迫 孝憲 大阪大学, 人間科学部, 教授 (00114893)
不破 泰 信州大学, 工学系研究科, 教授 (00165507)
香山 瑞恵 信州大学, 工学部, 准教授 (70233989)
小尻 智子 名古屋大学, 情報科学研究科, 助教 (40362298)
安間 文彦 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助教 (70422574)
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キーワード | 次世代e-Learning / ソーシャルネットワーキングサービス / 学習者モデリング / 参加型学習支援 / 適応的メンタリング / グループ活動モデル / ソーシャルコンピューティング / 知識マイニング |
研究概要 |
社会的ネットワーキングサービスの特徴を活かした次世代のe-Learningにおける新しい学習形態、各種教育資源の相互運用・流通などの仕組みを理論的・技術的に再検討し、プロトタイプ的システム開発を目的とする。初年度は先進的なWebテクノロジー技術やe-Learningの国際的な動向について文献調査および実地視察を行った。それらの調査結果を基に、次世代のe-Learning基盤の要件を検討し試作システムの設計および一部の実装を行った。従来のe-Learning環境における問題点を整理した上で次世代のe-Learningにおける教育・学習環境モデルを構築した。構築されたモデルを基にそれを実現するためのシステム全体の構造を検討した。また、研究分担者および連計研究者の専門を踏まえ、各分担者を3つの系(コンテンツ作成・個人適応指導系、モデリング・マイニング系、社会適応・知識構築系)に分け、各系において必要な機能の整理および実現のために用いられる技術、最適なツールの検討を行った。 (1)コンテンツ作成・個人適応指導系・・・従来のe-Learningにおけるコンテンツ作成の様々な問題点を整理し、コンテンツ開発者が多様なコンテンツを作成することができるツールに対する必要要件を検討した。 (2)モデリング・マイニング系・・・学習者が活動を行う過程で生じる学習者パフォーマンス情報について整理し本システム上で学習者の状態を表現するための学習者モデルを検討した。 (3)社会適応・知識構築系・・・本システムで想定されている学習環境において、教授者がどのように学習者の活動に関与するのかについて検討した上でメンタリングエージェント機能の基本的な設計を行った。
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