研究概要 |
研究の計画の構造としては1)リアルタイムPCRによるカイアシ類幼生個体ごとの同定法の確立とそれを用いたN. plumchrus, N.flemingeriの初期生活史解明、および2)分子プローブによる種特異的染色とFlowCam(大型粒子フローサイトメータ)により自動計測法の確立、からなる。プローブの開発は研究分担者の町田龍二が萌芽研究で申請中の課題(分子プローブによるカイアシ類種査定技術の確立)で開発される予定である。 申請する本課題で開発の手法はすべての海域で応用が可能であるが、本研究課題では、親潮域の優占カイアシ類N. plumchrus, N.flemingeriを対象とし、採集は、北海道区水産研究所と東北区水産研究所が共同で行っている厚岸沖観測線(A-line)で行うことを予定している。航海の便宜をはかって頂く小埜恒夫、齊藤宏明室長は連携研究者として本研究に参画頂く了承を得ている。A-line観測は年5-6回の観測頻度で1990年から維持されており、初期生活史を除く生活史もよく把握されている
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