研究概要 |
PFF法とHDF法は密接に関連した原理に基づき,簡便な操作と簡単な構造を用いて,精密な連続粒子分級を可能にする点で優れているが,その分離のメカニズムや適用限界については明らかになっていない。そこで,本研究の具体的な目的は,以下の4点である。 (1)PFF法とHDF法の分離精度,分離速度を支配する要因を解析し,そのメカニズムを明らかにすること。 (2)両分離手法において適用可能な粒子や液滴等の種類や大きさ・形状,分離効率に影響を与える因子などを明らかにすること。 (3)両分離手法を応用した種々の操作によってその有効性を実証すること。 (4)両分離手法と他の分離手法を組み合わせて,簡便でありながら高度な分離が可能となる手法を開発すること。
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