研究課題/領域番号 |
20241042
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
本間 利久 北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (00091497)
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研究分担者 |
早坂 洋史 北海道大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (40142195)
串田 圭司 北海道大学, 低温科学研究所, 助教 (90291236)
木村 圭司 北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (30294276)
遠藤 聡志 琉球大学, 工学部, 教授 (00223686)
赤嶺 有平 琉球大学, 工学部, 助教 (00433095)
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キーワード | 森林火災 / 気候変動 / 延焼予測 / リモートセンシング / シミュレーション |
研究概要 |
研究開始に当たって、5つの研究サブグループ((1)全体統括グループ、(2)陸域生態系モデルサブグループ、(3)原野・森林火災検知サブグループ、(4)延焼シミュレーション構築サブグループ、(5)シミュレーション実装サブグループ)を立ち上げた。研究対象とする森林は北方林と熱帯林とした。具体的な研究対象地域は、これまでの研究打ち合わせから、北方林はアメリカ合衆国・アラスカ州中央部のフェアバンクス付近とし、熱帯林はインドネシア・カリマンタン島中部のパランカラヤ付近とした。今年度は、(1)・(2)・(3)・(4)のサブグループのメンバーが現地を訪れて予備的な調査を行うとともに、研究メンバーが現地調査に訪れた際に、現地の大学(アラスカ大学フェアバンクス校、パランカラヤ大学)の研究者と情報交換を行うことにより、今後の研究計画を作成した。さらに、年度後半には現地の大学の研究者を招聘して研究打ち合わせを行い、本研究が円滑に遂行できるように調整した。また、(5)のサブグループとは複数回の研究打ち合わせを行い、延焼シミュレーションの実装に関して検討した。このような現地調査や情報交換により、原野・森林火災の検知から制御に至る一連のプロセスの流れをメンバー間の共通認識とし、その中で個々の研究サブグループが目指すべき方向性を整理した。また、3年間の研究を進める上で、シミュレーションの計算と検証に必要な機材を整備した。今年度に得られた研究成果の一部は、国内外での学会発表や論文投稿により社会に貢献するとともに、次年度に向け、さらに研究成果を発表する準備を進めている。
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