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2009 年度 実績報告書

ジェンダーを巡る<暴力>の諸相-交差・複合差別における「家族親密圏」の学際的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20241059
研究機関東京外国語大学

研究代表者

粟屋 利江  東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (00201905)

研究分担者 澤田 ゆかり  東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (50313268)
大川 正彦  東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (80323731)
佐々木 孝弘  東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (10225873)
岩崎 稔  東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (10201948)
吉田 ゆり子  東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (50196888)
キーワード家族 / 戦争 / ジェンダー / 女性 / 母性 / リブ
研究概要

平成21年度は、前年の成果に依拠しながら、現地調査、資料収集、ワークショップ、研究会を開催した。
1.4月10/11日、8月1/2日、臼井佐知子を「東アジア史上における中国訴訟社会の研究」研究会報告および資料収集のために京都大に派遣した。
2.4月24日、Heather Andrea Williams(アメリカ・ノースカロライナ大学)を招聘し、「南北戦争期のアフリカ系アメリカ人の家族」(通訳付)と題するワークショップを行い、小田原琳がコメントを、佐々木孝弘が司会を担当した。
3.7月6日、Anjali Bhatia(インド・デリー大学)を招聘し、"Feeding Brilliance : Thinking about a Middle Class Motherhood in Contemporary India"と題する報告研究会を開催した。
4.8月20日~30日、金富子をポーランド・ワルシャワ/アウシュヴィッツにジェンダーと戦争に関する調査のために派遣した。
5.9月22日、「リブ研究の現在」と題する研究会を開催し、セツ・シゲマツ(アメリカ・カリフォルニア大)武藤一羊(著述家)秋山洋子(駿河台大)千田有紀(武蔵大)を招聘し、岩崎稔が司会を務め、初期リブの歴史に関して議論を深めた。
6.11月12日~18日、岩崎稔をアメリカ・ニューヨーク大/コロンビア大/コーネル大でのジェンダーと文学・政治に関するワークショップでの報告のために派遣した。
7.12月10日~2010年1月8日、Ronald Toby(アメリカ・イリノイ大)を招聘し、「読書と性差の近世」と題する報告研究会を開催し、江戸期における読書をジェンダーの視点から分析した。
8.12月20日~30日、左右田直規を現地調査・資料収集のためマレーシア国民大学に派遣した。
9.2010年3月19日~23日、金富子を中国に派遣し、聞き取り調査・資料収集に当たった。

  • 研究成果

    (18件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (8件) 学会発表 (2件) 図書 (8件)

  • [雑誌論文] インド近代史研究と「植民地責任」論2010

    • 著者名/発表者名
      粟屋利江
    • 雑誌名

      歴史学研究 第865号

      ページ: 22-26

  • [雑誌論文] 幕末維新期における横須賀大瀧遊郭2010

    • 著者名/発表者名
      吉田ゆり子
    • 雑誌名

      年報都市史研究 第17号

      ページ: 50-63

  • [雑誌論文] 植民地教育と近代歴史学―英領マラヤのマレー語歴史教科書に関する一考察2010

    • 著者名/発表者名
      左右田直規
    • 雑誌名

      歴史学研究 第863号

      ページ: 32-41,61

  • [雑誌論文] 中国社会における安定装置としての労働仲裁と社会保険-NGO台頭の背景と限界から2009

    • 著者名/発表者名
      澤田ゆかり
    • 雑誌名

      国際問題 第581号

      ページ: 32-41

  • [雑誌論文] 特集中国社会主義を問い直す-『労働者の視点から』報告へのコメント2009

    • 著者名/発表者名
      澤田ゆかり
    • 雑誌名

      現代中国研究 第25号

      ページ: 62-68

  • [雑誌論文] 在日朝鮮人女性と日本軍『慰安婦』問題解決運動-1990年代のヨソンネットの運動経験から2009

    • 著者名/発表者名
      金富子
    • 雑誌名

      戦争と性 第28号

      ページ: 100-111

  • [雑誌論文] 植民地教育の実相から植民地認識を問い直す-教育版「植民地近代化論」を再考する2009

    • 著者名/発表者名
      金富子
    • 雑誌名

      人民の歴史学 第181号

      ページ: 11-21

  • [雑誌論文] 宗主国/植民地における『臣民』とジェンダー-兵役義務・参政権・義務教育制2009

    • 著者名/発表者名
      金富子
    • 雑誌名

      季刊戦争責任研究 第66号

      ページ: 11-23

  • [学会発表] 中国清代社会における各構成体機能の地域比較-訴訟関係文書を資料として2009

    • 著者名/発表者名
      臼井佐知子
    • 学会等名
      東洋史研究会大会
    • 発表場所
      京都大学
    • 年月日
      2009-11-03
  • [学会発表] 英領期インドのメディア広告分析-20世紀前半における消費への「誘い」2009

    • 著者名/発表者名
      粟屋利江
    • 学会等名
      日本南アジア学会第22回大会
    • 発表場所
      北九州市立大学
    • 年月日
      2009-10-04
  • [図書] 『高まる生活リスク-社会保障と医療』(叢書・中国的問題群10):澤田担当分は第3章および第4章(45-77頁)、第6章(103-121頁)、第8章および「おわりに」(139-162頁)(飯島渉との共著)2010

    • 著者名/発表者名
      澤田ゆかり
    • 総ページ数
      208
    • 出版者
      岩波書店
  • [図書] Koichi Usami(ed.), Non-Standard Employment under Globalization : Flexible Work and Social Security in the Newly Industrializing Countries(澤田担当分:"The Impact of the Transformation of Labor Relations on Social Security System in the People's Republic of China : The Growing Allure and Reality of Corporatism", pp.98-141)2010

    • 著者名/発表者名
      澤田ゆかり
    • 総ページ数
      240
    • 出版者
      Palgrave Macmillan(Houndmills & NY)
  • [図書] 『山里の社会史』、「「家」の記録-信濃国『熊谷家伝記』の史料的検討」(105-143頁)を分担執筆(後藤雅知他編)2010

    • 著者名/発表者名
      吉田ゆり子
    • 総ページ数
      321
    • 出版者
      山川出版社
  • [図書] 翻訳:パルタ・チャタージー「『サバルタン・スタディーズ』略史」(共訳)、『みすず』、第571号、8-20頁2009

    • 著者名/発表者名
      粟屋利江
    • 総ページ数
      80
    • 出版者
      みすず書房
  • [図書] 翻訳:ホミ・バーバ、W.J.T.ミッチェル編『エドワード・サイード 対話は続く』(分担箇所:128-137、220-251、266-277、305-326頁)2009

    • 著者名/発表者名
      粟屋利江
    • 総ページ数
      352
    • 出版者
      みすず書房
  • [図書] 『国民国家と市民-包摂と排除の諸相』、「脱走兵とジェンダー-南北戦争期ノースカロライナ州の事例から」(92-115頁)を分担執筆(立石博高・篠原琢編)2009

    • 著者名/発表者名
      佐々木孝弘
    • 総ページ数
      301
    • 出版者
      山川出版社
  • [図書] 『アメリカの愛国心とアイデンティティ-自由の国の記憶・ジェンダー・人種』、「離婚訴訟に見る婚姻の意味とその変化(1814-1933年)-ノースカロライナ州の場合」(87-110頁)を分担執筆(金井光太朗編)2009

    • 著者名/発表者名
      佐々木孝弘
    • 総ページ数
      257
    • 出版者
      彩流社
  • [図書] 『韓日間歴史懸案の国際法的再照明』、「朝鮮人「慰安婦」戦時動員-「慰安婦」制度の強制性を再考する」(13-46頁)を分担執筆2009

    • 著者名/発表者名
      金富子
    • 総ページ数
      666
    • 出版者
      東北アジア歴史財団

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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