• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 自己評価報告書

ジェンダーを巡る<暴力>の諸相―交差・複合差別における「家族親密圏」の学際的研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20241059
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 ジェンダー
研究機関東京外国語大学

研究代表者

粟屋 利江  東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (00201905)

研究期間 (年度) 2008 – 2012
キーワード思想 / 運動 / 歴史
研究概要

本研究の目的は、社会的に構築された差異の関係性であるジェンダーをめぐる支配と差別の構造を、容易には解消しがたい<暴力>の諸相としてとらえ、そこから生じる権力関係の複雑で複合的な諸問題を分析し、その分析を可能にする適切な枠組みを理論的に構築することである。その際着目するのは、グローバル化する世界、ポストコロニアルな状況における「家族親密圏」である。ここで、「家族親密圏」とは、「社会的生の生産と再生産の現場」を意味しており、それを過去と現在の視点から、歴史学、政治学、社会学、哲学・思想史といった分野を学際的に横断し、解明することを企図している。
具体的にいうと、
(1)ジェンダーの視点から、とくに「家族親密圏」という分析概念を設定し、これに焦点を当てることをとおして、あらたなジェンダー概念を構築すること、(2)「家族親密圏」の構造とそこにある固有な社会的実践ならびに権力関係の経験的、歴史的、理論的な問題を分析し、解明すること、(3)こうした理論的枠組に基づき、現実に生起している「暴力」にどのように立ち向かっていけばいいのか、といった解決策を探る、の三点である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2010 2008 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] ジェンダー史・教育史から見た植民地近代性論2010

    • 著者名/発表者名
      金富子
    • 雑誌名

      歴史学研究 867

      ページ: 34-45

  • [雑誌論文] 幕末維新期における横須賀大瀧遊郭

    • 著者名/発表者名
      吉田ゆり子
    • 雑誌名

      年報都市史研究 17号

      ページ: 50-63

  • [学会発表] 「植民地近代性」を考えることとは?2008

    • 著者名/発表者名
      粟屋利江
    • 学会等名
      日本南アジア学会設立20周年記念連続シンポジウム
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2008-06-23
  • [図書] 歴史と責任-「慰安婦」問題と一九九〇年代2008

    • 著者名/発表者名
      金富子・中野敏夫編
    • 総ページ数
      686
    • 出版者
      青弓社
  • [図書] 戦後日本スタディーズ2008

    • 著者名/発表者名
      岩崎稔・上野千鶴子・北田暁大・小森陽一・成田龍一編
    • 総ページ数
      372
    • 出版者
      紀伊国屋書店

URL: 

公開日: 2012-02-13   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi