研究課題/領域番号 |
20242001
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
麥谷 邦夫 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (90114678)
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研究分担者 |
ESPOSITO Monica 京都大学, 人文科学研究所, 招聘外国人学者 (60362399)
WITTERN Christian 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (20333560)
船山 徹 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (70209154)
古勝 隆一 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (40303903)
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キーワード | 道蔵輯要 / 明 / 清 / 道教 / 仏教 / 電子テキスト / 蒋矛蒲 / 二仙庵 |
研究概要 |
◇本年度は、『道蔵輯要』の電子化に向けての準備的作業を重点的に行った。具体的には、『道蔵輯要』の異本を整理し、電子入力用の資料を準備し、『道蔵輯要』の異本をスキャニングし、校正とマークアップ用の資料を準備した。さらに、本研究の成果を発信するためのウェブサイトを立ち上げ、また海外協力者たちと研究上の情報を交換するためのネットワークを稼働させた。 ◇変谷とエスポジトは、四川省社会科学院の李遠国と点校作業に関する委託契約を結び、地震発生後の四川省図書館所蔵の道蔵輯要テキストの状況を確認するために、6月に成都に出張した。 ◇これと並行して、台湾中央研究院でのテキストデータの入力作業を進めた。データの質を確保するため、ウィッテルンは中央研究院電脳中心と緊密に連絡を取り、具体的な問題についての討議および指示を行った。 ◇点校班は、入力された電子テキストの校閲作業を行った。この作業を円滑に進めるために、点校についての諸問題を点検討議し、作業内容を改訂、改善するとともに、ウィッテルンは作業効率化のための電子システムを開発した。このシステムには、道蔵輯要のみならず他の漢籍にも適用できる汎用性を持たせたもので、今後の漢籍一般の校訂作業に大きく貢献できるものである。 ◇宗教文化班は、これらと並行して『道蔵輯要』所収経典の解題、提要を作成するための準備作業を進めるとともに、国内外の研究者間での執筆分担を確定するべく種々の検討を行った.
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