研究課題/領域番号 |
20242002
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研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
星野 英紀 大正大学, 人間学部, 教授 (00054669)
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研究分担者 |
稲場 圭信 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (30362750)
井上 順孝 國學院大學, 神道文化学部, 教授 (80011386)
村上 興匡 大正大学, 人間学部, 准教授 (40292742)
藤原 聖子 大正大学, 人間学部, 教授 (10338593)
三木 英 大阪国際大学, 経営情報学部, 教授 (60199974)
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キーワード | 宗教文化 / 宗教教育 / 宗教学 / 教育学 / 高等教育 |
研究概要 |
1. 「宗教文化士」の到達目標を次の3点に定めた。 (1)教えや儀礼、神話を含む宗教文化の意味について理解ができる。(2)キリスト教、イスラーム、ヒンドゥー教、仏教、神道などの宗教伝統の基本的な事実について、一定の知識を得ることができる。 (3)現代人が直面する諸問題における宗教の役割について、公共の場で通用する見方ができる。 2. システム構築を具体的に進めるため、主に以下の活動を行った。 (1)宗教文化と映画、宗教文化と世界遺産に関するデータベース構築を行った。(2)ニュースレターを4冊刊行し、調査・研究の成果を遂次公開した。成果はホームページでも公開した。(3)異文化間教育と宗教文化教育の連携可能性について教育学・教育界の見解を収集した。(4)高等教育の質保証システムの構築にとりくんでいる諸外国において、宗教文化教育の実践やそのアウトカム評価がどのように行われているかを調べた。(5)外国人が中心になって設立したキリスト教会・モスク等の実態調査を行った。その成果をデータベース化する作業を行った。 3. 研究成果の公開のため、3回のシンポジウムを行った。 (1)2009年8月10日に国際シンポジウム「Education on Religious Cultures in University Curricula<大学における宗教文化教育〉」を開催。イギリス、ブラジル、カナダ、韓国、マレーシア、オーストラリアにおける宗教教育の現状と課題が明らかにされた。(2)2009年9月20日に国際研究フォーラム「映画の中の宗教文化」を共催。宗教文化教育の教材としての映画の利用法について討議した。(3)2010年1月24目にシンポジウム「宗教文化教育に求められるもの-「宗教文化士」のスタートに向けて」を開催。大学における宗教文化教育の具体的システム構築のための議論を行った。 この他、2009年5月23、24日には第3回国際比較神話学会を共催した。
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