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2010 年度 実績報告書

先史岩面画博物館の構想のための基礎的調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 20242005
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

小川 勝  鳴門教育大学, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (60214029)

キーワード美術史 / 先史学 / 考古学 / 芸術諸学 / 美学 / 北東アジア / 先史岩面画 / 博物館
研究概要

2010年は、研究グループの主要研究対象である、北海道余市町のフゴッペ洞窟・岩面刻画発見の60周年にあたり、それを記念する意味も込めて、本科研による調査研究の中間発表のために、国際研究集会を実施した。そのため、6月には、余市町で準備の会合を行った。
9月には、当初の予定であるヨーロッパにおける先史岩面画博物館を調査した。スペイン東部とフランス南西部において計8カ所の博物館に実地に訪れて、そのあり方などを研究した。また、博物館の担当研究者とも討議をすることができ、今後のための知見を得ることとなった。同時に、博物館に直接関連する先史岩面画遺跡も調査し、作品を研究することができた。それに先だって、フランスの博物館の一つで国際学会が開催され、そこでもメンバーのうち二人が研究発表をすることができた。10月には、研究代表者の小川が韓国先史岩面刻画発見40周年の国際シンポジウムに招待され、日本の事例を報告した。
11月には、フランス・ブラジル・中国の国際的研究者を招いて、余市町において「先史岩面画国際シンポジウム」を開催し、200名以上の聴衆を集めて、成功裡に終えることができた。また、関連行事として、京都では「洞窟壁画講演会」、東京では「先史岩面画ワークショップ」を実施し、ともに多くの参加者を得て、本科研による調査研究の意義を社会にも広く発信することができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] レバント美術再訪2010

    • 著者名/発表者名
      小川勝
    • 雑誌名

      スペイン・ラテンアメリカ美術史研究会会誌

      巻: 第21号 ページ: 6-9

  • [雑誌論文] 韓国岩面刻画発見40周年記念国際研究集会に参加して2010

    • 著者名/発表者名
      小川勝
    • 雑誌名

      JAPAN ICOMOS INFORMATION

      巻: 8期・4号 ページ: 14-15

  • [学会発表] Dating Petroglyphs from Fugoppe Cave, Japan2010

    • 著者名/発表者名
      Masaru OGAWA
    • 学会等名
      韓国岩面刻画発見40周年記念国際岩面画学会
    • 発表場所
      韓国国立中央博物館(招待講演)
    • 年月日
      2010-10-26
  • [学会発表] Power of Seeing : high quality and diversity of Parietal Art in Chauvet2010

    • 著者名/発表者名
      Masaru OGAWA
    • 学会等名
      Pleistocene Art of the World Congress 2010 IFRAO Congress
    • 発表場所
      Tarascon-sur-Ariege and Foix, France
    • 年月日
      2010-09-09

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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