研究分担者 |
古瀬 蔵 国文学研究資料館, 複合領域研究系, 教授 (50462172)
伊藤 鉄也 国文学研究資料館, 文学形成研究系, 教授 (10232456)
陳 捷 国文学研究資料館, アーカイブズ研究系, 准教授 (40318580)
五島 敏芳 京都大学, 総合博物館, 講師 (90332139)
大内 英範 国文学研究資料館, 複合領域研究系, 機関研究員 (60462173)
|
研究概要 |
平成21年度は、前年に引き続き、以下の通り、研究を実施した。 1,分類標目の「和古書所蔵目録」への適用実験 昨年度に引き続き、「和古書所蔵目録」の各書目について「日本古典籍分類表」の分類語の適用を、協力者土屋、金田、牧野及び図書館員と協力して進め、従来の分類について修正を加えた。その結果、一般和古書についてはほぼ終了した。 2,分類標目の「欧州日本古典籍目録」への適用実験 「欧州日本古典籍目録」に対する、「日本古典籍分類表」の分類語の適用について、EAJRS年次会で、大内が「日本古典籍分類表の活用とコーニツキー版ユニオンカタログの新展開」と題して研究発表を行い、その可能性を探った。 3,和刻本の調査と「和刻本分類表」の考案 和刻本について調査を行い、協力者が、「和刻本分類表」の作成について研究発表をし、「準漢籍」に分類されている日本漢学文献等について、分類概念を再検討し、新たな分類項目の整備が図られた。 4,検索インターフェイスの仕様策定 「日本古典籍総合目録」と検索システムとのバッファの役割を演じる検索インターフェイスの策定について、古瀬を中心に検討した。 5,研究会の実施 研究会を5回ほど開催し、神作「蘆庵文庫目録について」他の研究発表が行われ、和漢の古典籍の整理、分類の問題について活発な討議が行われた。 6,海外及び国内の研究機関、所蔵機関の調査、打合せ EAJRS年次会(英国、セインズベリー研究所)に参加(大内、伊藤)した。またパリ国立図書館の和古書調査(鈴木、神作、土屋)、ノルウェー・オスロ大学等の和古書調査(鈴木)を実施した。
|