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2010 年度 実績報告書

日本古典籍総合目録における隣接領域の受容拡充と検索機能の整備のための研究

研究課題

研究課題/領域番号 20242006
研究機関国文学研究資料館

研究代表者

鈴木 淳  国文学研究資料館, 研究部, 教授 (40162953)

研究分担者 古瀬 蔵  国文学研究資料館, 研究部, 教授 (50462172)
伊藤 鉄也  国文学研究資料館, 研究部, 教授 (10232456)
陳 捷  国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (40318580)
五島 敏芳  京都大学, 総合博物館, 講師 (90332139)
キーワード日本古典籍 / 分類 / 検索 / 日本古典籍総合目録 / 漢籍 / 欧州日本古典籍目録 / 和刻本 / 北野克コレクション
研究概要

平成22年度は、前年に引き続き、以下の通り、研究を実施した。
1,分類標目の「和古書所蔵目録」への適用実験
昨年度に引き続き、国文学研究資料館所蔵の和古書約1万2千点の各書目について「日本古典籍分類表」の分類語の適用を進め、従来の分類について修正を加えた。その結果、一般和古書については江戸時代の小説類を残してほぼ終了した。
2,和刻本の調査と「和刻本分類表」の考案
和刻本について調査を行い、「和刻本分類表」の作成を試み、「準漢籍」に分類されている日本漢学文献等について、分類概念を再検討し、新たな分類項目の提案に向けて準備を進めている。
3,検索システムの策定
「日本古典籍総合目録」の検索インターフェイスの策定について検討を進めた。その結果、和古書1万点について、「日本古典籍総合目録」における分類と「日本古典籍分類表」における分類の対照実験を試みることができた。
4,デジタル画像化の推進
国文学研究資料館所蔵の和古書のうち、挿絵の付いたものを中心にデジタル化を進め、分類の参考とした。
5,研究会の実施
研究会を4回ほど開催し、古瀬「国文学研究資料館の公開データベース」、神作「俳書の分類と実践-尾道大学下垣内文庫目録編纂次第-」他の研究発表が行われ、日本古典籍総合目録の実態と問題点について討議が行われた。
6,北野克コレクションの整理
国文学研究資料館所蔵の北野克コレクションの軸物類約300点について、書籍以前の資料に対する分類上の観点を加味しつつ、調査、整理を進めた。
7,海外及び国内の研究機関、所蔵機関の調査、打合せ
EAJRS年次会(イタリア、ジェノバ)に参加した。またボストン美術館、パリ国立図書館の和古書調査を実施した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 稲葉華渓筆譜2011

    • 著者名/発表者名
      鈴木淳
    • 雑誌名

      国文学研究資料館紀要 文学研究篇

      巻: 37号 ページ: 1-32

  • [雑誌論文] 俳諧の猿2011

    • 著者名/発表者名
      金田房子
    • 雑誌名

      鳥獣虫魚の文学史 獣の巻(鈴木健一編)(三弥井書店)

      ページ: 258-275

  • [雑誌論文] 朱楽菅江一門考-『狂歌大体』を中心に-2010

    • 著者名/発表者名
      牧野悟資
    • 雑誌名

      都大論究

      巻: 47号 ページ: 41-53

    • 査読あり
  • [学会発表] 国文学研究資料館の公開データベース2010

    • 著者名/発表者名
      古瀬蔵、和田洋一、小島歩
    • 学会等名
      EAJRS Conference 2010
    • 発表場所
      Palazzo Rosso(イタリア、ジェノヴァ)(招待講演)
    • 年月日
      2010-09-01

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公開日: 2012-07-19  

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