研究分担者 |
古瀬 蔵 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (50462172)
伊藤 鉄也 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (10232456)
陳 捷 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (40318580)
五島 敏芳 京都大学, 総合博物館, 講師 (90332139)
神作 研一 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (30267893)
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研究概要 |
平成23年度は、以下の通り、研究を実施した。 1,和古書に対する「日本古典籍分類表」の分類標目の適用実験 昨年度に引き続き、国文学研究資料館所蔵の和古書約1万4500点の各書目について「日本古典籍分類表」の分類語の適用する作業をほぼ終了した。 2,和刻本の新たな分類標目の考案とその適用実験 和刻本について、四部分類とは異なる新たな分類標目を考案し、「日本古典籍分類表」へ組み入れ、和刻本を含む日本古典籍の全体像を見渡せる分類表を作成した。また、国文学研究資料館所蔵の和刻本約600点について、新たな分類標目を適用した。 3,検索結果の分類と情報提供のシステム構築 和古書データベースにおいて、「日本古典籍分類表」による分類と従来の国書分類に基づく分類の検索結果を比較、検討した。また和刻本についても、同様のことを行った。 4,研究会の実施研究会を5回ほど開催し、鈴木「北野コレクションについて」、古瀬「和古書データ分類ツリー表示プログラム」、清水信子「国文学研究資料館蔵和刻本漢籍に対する日本古典籍分類表の適用について」他の研究発表が行われ、日本古典籍の分類と問題点について討議が行われた。 5,北野克コレクションの整理 国文学研究資料館所蔵の北野克コレクションの軸物類約300点について、書籍以前の資料に対する分類上の観点を加味しつつ、調査を進めた。 6,海外及び国内の研究機関、所蔵機関の調査 EAJRS年次会(イギリス、ニューカッスル)に参加した。またボストン美術館、パリ国立図書館の和古書調査を実施した。
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