研究課題/領域番号 |
20242010
|
研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
原口 庄輔 明海大学, 外国語学部, 教授 (50101316)
|
研究分担者 |
岡崎 正男 茨城大学, 人文学部, 准教授 (30233315)
佐々木 冠 札幌学院大学, 商学部, 教授 (80312784)
時崎 久夫 札幌大学, 外国語学部, 教授 (20211394)
田中 伸一 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (40262919)
寺尾 康 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (70197789)
|
キーワード | 音韻類型 / アクセント / 強勢 / 声調 / 母音 / 子音 / 最適性理論 |
研究概要 |
平成22年度の代表者と分担者の研究成果をまとめると次のようになる。 (1) 代表者と分担者による、音韻理論および音韻類型に関する研究成果の公開:著書2編、論文18編、学会発表27編にのぼり、対象言語もアジア、欧州、アフリカなどの地域におよび、研究テーマも、語レベルの音韻構造から文レベルの音韻構造まで幅広くカバーしている。また、共時的通時的研究だけではなく、言語獲得や言い間違いの研究まで及んでいる。すべての研究が音韻類型のモデル構築の基礎研究としての意義をもつ。 (2) 海外研究者の招聘:今年度は、本研究課題と関連して、アメリカ合衆国より、Catherine Ringen教授(アイオワ大学)を招聘し、日本音韻論学会主催の「音韻論フォーラム2010」(2010年8月23日~25日、静岡県立大学)において、゛The Features【VOICE]and[SPREADGLOTTIS】゛というタイトルで講演を聞き、意見交換をした。 (3) 東京音韻論研究会の開催:2010年4月、5月、7月、9月、10月、11月、12月、2011年1月、3月に、本研究課題の活動の一環である、東京音韻論研究会を、東京大学駒場キャンパスにて開催した。音韻類型のモデル構築の基礎研究の積み重ねという意義がある。 (4) 本研究課題の研究会の開催:2010年3月24日~26日に、熱海のKKRホテル熱海において、研究会を開催し、研究組織のうち8名が出席し、全員が研究発表を行い(25日)、音韻類型に関する意見交換を行った(24日)。音韻類型のモデル構築のための基礎研究として意義があると同時に、最終年度の研究成果の統合の見通しのために意義があった。
|