研究分担者 |
脇田 晴子 城西国際大学, 人文学部, 教授 (80088012)
平 雅行 大阪大学, 文学研究科, 教授 (10171399)
梅澤 ふみ子 恵泉女学園大学, 人文学部, 教授 (60126000)
久保田 優 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (20142292)
武藤 康弘 奈良女子大学, 文学部, 教授 (80200244)
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研究概要 |
1,現地調査;北海道で、前近代のアイヌ・倭人社会における女性の地位、および近代以降の漁業における女性労働の位相の変化について、現地の資料館や史跡を調査した。この調査によって、北海道・東北・東海・近畿・山陰・山陽・九州・沖縄の、信仰や習俗的伝統を残す代表的地域の調査を完了した。 2,研究会;各研究分担者・連携研究者全員が、これまでの研究成果を個別報告し、全体討論をすることを通じて考察を深めた。またゲストスピーカーを招いての研究会では、近代天皇制と穢れ、現代の感染症差別の問題について議論した。 3,ニューズレターの発行;現地調査報告と研究会報告彙報を掲載した第14号・第15号を発行した。 4,研究成果論集の作成;研究成果を総括するとともに、広く他の研究者と成果を共有するための方法として、硬究成果論集を作成し、関連領域の研究者・諸機関に配布した。収録内容は、前半が「感染症へのまなざし」「衛生と近代社会」「女性と宗教」「地域と宗教」「女性と身体」の5部構成で計16本の個別論考、後半は「科研ニューズレター」11号~15号。 5,研究ショートムービーの作成;より一般の人びとに研究成果を発信する試みとして、研究協力者栗山茂久のもとで、研究内容を視覚化した一人あたり数分間のショートムービーを作成した。ただし、画像資料の著作権の問題があるため、インターネット上で一般公開するには至らず、CDに焼きつけて関連研究者に配布するという形をとった。
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