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2009 年度 実績報告書

造山古墳群を例とするデジタルアーカイブの構築と時空間研究の刷新

研究課題

研究課題/領域番号 20242021
研究機関岡山大学

研究代表者

新納 泉  岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (20172611)

研究分担者 松木 武彦  岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 准教授 (50238995)
今津 勝紀  岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 准教授 (20269971)
野崎 貴博  岡山大学, 埋蔵文化財調査研究センター, 助教 (40284054)
光本 順  岡山大学, 埋蔵文化財調査研究センター, 助教 (30325071)
キーワード造山古墳 / 三次元計測 / デジタル・アーカイブ / デジタル測量 / 地理情報システム / 発掘調査
研究概要

1. 造山古墳周辺鄙の第2次発掘調査を実施し、周濠および周堤の存在を確認することができた。発掘調査については、全国紙でも取り上げられ、テレビなどでも報道された。周堤の幅などの解明は今後の課題であるが、周濠の存在を確認できたことの学術的意義は大きいものと思われる。
2. 造山古墳の陪塚のうち、1号墳(榊山古墳)、3号墳、4号墳のデジタル測量を実施した。これにより、造山古墳群のすべての墳丘デジタル測量が終了した。
3. 千足古墳石室の三次元計測を実施した。実施に当たって石室の水抜きを行ったところ、石障の装飾の劣化が判明し、マスコミの報道するところとなった。なお、この事態に直面し、吉備路郷土館に保管されている石障レプリカの三次元計測を急遽実施し比較を試みた。
4. 造山古墳の周辺地形について、昨年度に航空写真を用いて簡易にデジタルデータ化されていたが、今年度にデジタル測量を行った古墳も含めてデータ化することができ、周辺地形について地理情報システム等で解析する準備が整った。
5. 以上の結果、研究の当初に計画していたデジタル・アーカイブについて、次年度以降の作山古墳のデジタル測量を残して、ほぼ山を越すことができた。
6. 造山古墳の年代を詳細に検討するための埴輪の検討については、今年度も発掘調査でそれほど十分な資料が得られなかったので、次年度以降の課題となった。
7. 千足古墳の装飾の劣化が判明したことから、岡山市では造山古墳群の保存管理計画を策定することが決定され、造山古墳の外周施設の確認も史跡指定範囲の拡大を不可避とするなど、自治体や地元住民に対して与えた影響が大きかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://www.okayama-u.ac.jp/user/arch/project/index.html#p1

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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