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2010 年度 実績報告書

造山古墳群を例とするデジタルアーカイブの構築と時空間研究の刷新

研究課題

研究課題/領域番号 20242021
研究機関岡山大学

研究代表者

新納 泉  岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (20172611)

研究分担者 松木 武彦  岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (50238995)
今津 勝紀  岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 准教授 (20269971)
野崎馬 貴博  岡山大学, 埋蔵文化財調査研究センター, 助教 (40284054)
光本 順  岡山大学, 埋蔵文化財調査研究センター, 助教 (30325071)
キーワード古墳時代 / 造山古墳 / デジタル測量 / 発掘調査 / 千足古墳 / 三次元計測 / 作山古墳 / レーザー計測
研究概要

1.造山古墳外周部の第3次発掘調査を3月6日から3月31日まで実施し、造山古墳に周濠が伴うことを最終的に確定することができた。今後の範囲確認調査や国指定史跡の拡大につながるものであり、調査の結果は山陽新聞等に報道された。
2.造山古墳の外周部において周堤の幅と二重目の周濠の存否を確認するためのボーリング調査を12月に実施した。水田の造成によって土層の撹乱がなされているようであり、確実な結論を得ることはできなかった。
3.造山古墳の陪塚である千足古墳の石室の三次元計測について、昨年度に実施したデータ解析の追加的作業として写真の貼り付けなどを実施した。また、三次元計測データから直弧文装飾の精細な表示を行った。千足古墳については、本研究の副次的結果として装飾の剥落が確認され、現在保存に向けた調査と検討が岡山市を中心に文化庁も含めて進行中であり、そのためのデータとしても活用できるものとなった。
4.作山古墳の航空レーザー計測を実施した。当初はデジタル測量に着手する予定であったが、地元自治体が実施している測量作業に配慮し、レーザー計測を先行させた。計測データの詳細な解析は次年度の課題であるが、最新の測量技術の可能性と限界を見極めるためのデータとして重要な意味をもつことになる。
5.野崎貴博による造山古墳出土・採集埴輪の検討が進み、石津丘古墳(伝履中陵)との比較を含む年代的な位置づけが行われた。
6.吉備中枢地域の広域的な地形分析や、文献資料による検討を引き続き進めた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 岡山市造山古墳2010

    • 著者名/発表者名
      新納泉
    • 雑誌名

      考古学研究

      巻: 第57巻第1号 ページ: 89-91

    • 査読あり
  • [備考]

    • URL

      http://www.okayama.ac.jp/user/arch/index.html

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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