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2011 年度 実績報告書

造山古墳群を例とするデジタルアーカイブの構築と時空間研究の刷新

研究課題

研究課題/領域番号 20242021
研究機関岡山大学

研究代表者

新納 泉  岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (20172611)

研究分担者 松木 武彦  岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (50238995)
今津 勝紀  岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 准教授 (20269971)
野崎 貴博  岡山大学, 埋蔵文化財調査研究センター, 助教 (40284054)
光本 順  岡山大学, 埋蔵文化財調査研究センター, 助教 (30325071)
キーワード前方後円墳 / 造山古墳 / 発掘調査 / レーザー計測 / 千足古墳 / 三次元計測 / 作山古墳 / 設計原理
研究概要

1.昨年度に実施した岡山市造山古墳外周部の第3次発掘調査について整理作業を実施し、3次にわたる調査の総括的検討をおこなった。これにより、造山古墳の周濠と周堤の状況がいっそう明らかになった。
2.造山古墳の墳丘の設計原理について、墳丘の高さが6,25m(1尺=0.231m×6[=1歩]×4.5)を単位として設計されていることを明らかにし、全体の設計原理も含め、新納泉「前方後円墳の設計原理試論」『考古学研究』第58巻第1号に成果を発表した。
3.造山古墳の陪塚である千足古墳の石室の三次元計測結果にもとづいて石室の形態と構造について検討し、石室が0.250mを1尺とする尺度を用いて設計されていることを示した。
4.昨年度に航空レーザー計測をおこなった岡山県総社市作山古墳について、測量図の作成と三次元表示を実施した。これにより作山古墳の設計原理を明らかにする条件が整備された。また、作山古墳に周濠と周堤が存在する可能性が浮上してきた。
5.野崎貴博らが造山古墳出土・採集埴輪等の検討を進め、光本順が造山古墳前方部所在石棺についての研究史の整理と所見を明らかにした。また、今津勝紀が吉備中枢地域の文献資料による検討を進めた。
6/造山古墳の発掘調査および本研究課題にかかわる調査・研究の概要報告として、『岡山市造山古墳群の調査概報』を刊行した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 造山古墳と周辺古墳群の円筒埴輪にみられる畿内との関係2012

    • 著者名/発表者名
      野崎貴博
    • 雑誌名

      岡山市造山古墳群の調査概報

      ページ: 27-32

    • URL

      http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/

  • [雑誌論文] 造山古墳前方部所在石棺研究の現状と課題2012

    • 著者名/発表者名
      光本順
    • 雑誌名

      岡山市造山古墳群の調査概報

      ページ: 38-45

    • URL

      http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/

  • [雑誌論文] 前方後円墳の設計原理試論2011

    • 著者名/発表者名
      新納泉
    • 雑誌名

      考古学研究

      巻: 第58巻第1号 ページ: 16-36

    • 査読あり
  • [図書] 岡山市造山古墳群の調査概報2011

    • 著者名/発表者名
      新納泉編
    • 総ページ数
      92
    • 出版者
      岡山大学大学院社会文化科学研究科

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公開日: 2013-06-26  

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