研究課題/領域番号 |
20242022
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
小畑 弘己 熊本大学, 文学部, 准教授 (80274679)
|
研究分担者 |
丑野 毅 東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (80143329)
高宮 広土 札幌大学, 文化学部, 教授 (40258752)
宮ノ下 明大 農業・食品産業技術総合研究機構, 食品総合研究所, 食品害虫ユニット長 (30353949)
百原 新 千葉大学, 大学院・園芸学研究科, 准教授 (00250150)
宇田津 徹朗 宮崎大学, 農学部, 准教授 (00253807)
|
キーワード | 圧痕 / レプリカ法 / 栽培植物 / 同定法 / SEM |
研究概要 |
本年度は、縄文から弥生の遺跡出土土器の金国的な調査を行い、それに加え各研究者による国内・国際学会での研究報告や学術論文の刊行、共同研究会の開催を通じて各自の研究成果を発表した。 1.研究会の開催2008年7月26・27日に研究打ち合わせ会議(熊本大学)、2009年3月7・8日に第5回九州古代種子研究会(熊本大学)を開催し、併せて昨年度の科研成果報告会を公開で行った。 2.学会での研究報告小畑、高宮が「Society For East Asian Archaeology4^<TH>Worldwide Conferenceg」2008(中国社会科学研究院)、高宮が「Sixth World Archaeolgy Congress」2008(Ireland)などの国際学会で、宮ノ下は「日本家屋害虫学会」2009(日本大学)、百原は「日本地球惑星科学連合大会」2008(千葉市)、那須は「日本植生史学会」2008(福島大学)など国内の各学会で発表を行った。 13.国内調査 (1)種子分析:研究代表者の小畑、協力者の山田・椿坂、佐々木は遺跡出土植物資料を中心に、研究分担者の百原・那須らは現生植物資料を中心にそれぞれ分析を行い、植物同定の研究を進めた。 (2)レプリカ法による土器圧痕調査が行われている。作成したレプリかは主に熊本大学で走査電子顕微鏡による観察・同定作業を行っている。 (3)土器胎土プラント・オパール分析:研究分担者の宇田津が2009年2月に、圧痕とプラント・オパールとの関連を調査するため、コクゾウムシの圧痕が検出された土器片数点の分析を行った。 (4)X線CTによる土器分析:小畑が2009年1月(熊本大学工学部)と2月(北海道大学工学部)に、圧痕研究の新手法開発のため、各機関の協力を得て試験的にX線CTによる土器内部分析を行った。 4.海外調査小畑が2009年12月に韓国漢江文化財研究所で中山洞遺跡出土土器の圧痕調査を行った。
|