研究分担者 |
桃崎 祐輔 福岡大学, 人文学部, 教授 (60323218)
松木 武彦 岡山大学, 人文社会系研究科, 准教授 (50238995)
橋本 博文 新潟大学, 人文社会・教育科学系研究科, 教授 (20198691)
坂 靖 奈良県橿原考古学研究所, 研究企画交流チーム, 主任研究員 (30250377)
亀田 修一 岡山理科大学, 総合情報学部, 教授 (10140485)
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研究概要 |
日韓集落研究会の組織を維持・拡大しながら以下の研究事業を実施した。 1.研究支援者を中心に日韓の集落資料の基礎的な整理を着実に進めている。また,本研究のためのさまざまな事務活動も円滑にできている。 2.8月21・22日に日本大学文理学部百周年記念館 国際会議場で日韓集落研究会第6回合同研究会「日韓集落研究の新たな視角を求めてII」を開催し,資料集(総158頁)を刊行した。日韓双方の計7名による発表では,弥生~古墳時代と無文土器~三国時代の集落構造や集落からみた地域構造,竪穴住居や大規模集住の問題がとり上げられ,日韓の若い研究者も多数参加して,活発な討論が展開された。また,韓国側研究者との協議で次年度の日程も確定した。 3.福岡大学へ1ヶ月の短期研究員(李暎〓氏)を受け入れ,期間中に全南地域と関連する古墳時代の渡来人集落について発表してもらった。今年も韓国での資料調査研究は個人の努力に委ねたが,各分担研究者は1名ずつ韓国側研究者を招聘して,つながりを深め日韓の研究成果を共有できた。 4.国内での目韓集落研究会第6回合同研究会のための事前発表と打ち合わせを兼ねた研究発表および会議を5月21日に日本大学文理学部で行なった。日本の研究の現状は,武末が韓国の大韓文化遺産研究センターや中原文化財研究院で披露した。 5.中間報告書(3)を刊行して,韓国の古典的な重要論文(黄基徳「我が国青銅器時代の社会関係について(2)」)を日本語に訳出し,収録した。また,分担研究者や研究協力者の首長居館の研究や渡来人集落研究・地域研究・竪穴住居研究も大きく前進した。
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