研究課題
基盤研究(A)
本研究は現在日本で進行している地域格差の拡大に対して、その要因を理論的、実証的に分析し、それに対する有効な是正策を検討するものである。分析手法としては、マクロ的な変数を用いるのでなく、地域住民や企業といったミクロレベルの視点から格差のインデックスを構築し、アンケートの個票から得られる地域住民・企業のデータを用いて回帰分析を行い、何が格差是正の戦略的変数か特定化する。これを基礎に、格差是正のための的確な政策を立案するものである。これまでのジニ係数やタイルの尺度といったインデックスでは、マクロ経済変数との相関は分析できるが、様々な特徴を持つ地域に適合した政策は策定できない。本研究では、地域格差の大きい分野といわれている医療、情報、産業の活性化といった分野に絞り込むが、これは当研究グループがこれまで研究を蓄積してきている分野であるからである。
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