研究課題/領域番号 |
20243021
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
乾 友彦 日本大学, 経済学部, 教授 (10328669)
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研究分担者 |
徳井 丞次 信州大学, 経済学部, 教授 (90192658)
権 赫旭 日本大学, 経済学部, 准教授 (80361856)
井尻 直彦 日本大学, 経済学部, 准教授 (50320990)
戸堂 康之 東京大学, 新領域創成科学研究科, 准教授 (30336507)
豊福 建太 日本大学, 経済学部, 准教授 (60401717)
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キーワード | 経済政策 / アウトソーシング |
研究概要 |
平成21年度は、20年度に実施した中国の山東大学、東北財経大学との共同調査の結果をデータとして整理し、その分析を実施中である。乾、井尻、松浦は、Nottingham大学との共同出版作業である、中国への日本企業によるアウトソーシングの実態に関するサーベイ論文を平成20年度に完成させたが、21年度はその校閲作業を進め、22年度中に出版予定である。 乾は、内閣府経済社会総合研究所において新たなプロジェクトを開始し、東アジアのミクロデータの入手可能性とアウトソーシングが受け入れ国に与える影響を分析した(乾・池本・田中,2010)。戸堂は中国におけるスピルオーバー効果を計測して、海外の学術誌に掲載した(Todo et al.(2010))。乾はグローバル化が日本経済の生産性、雇用に与える効果を計測した(乾(2010a,b)、Inui et al.(2009))。また、乾・馬(2010)では、中国における外資系企業のスピルオーバー効果を、所有制に注目して分析した。井尻(2010)では中国とベトナムにおける外資系企業の立地に関して分析を行った。権は、韓国企業や日本企業の生産性の決定要因について、分析を行い、今後グローバル化の影響を明示的に取り込む予定である(権他(2009)、白他(2009)、権(2010))。徳井は海外アウトソーシングなどの新たな国際分業のミクロ構造が景気循環、デフレーション、生産性と成長などマクロ経済現象に与える影響について文献のサーベイを行った(徳井(2010))。豊福は企業の海外進出などの際に直面する金融面の問題についてサーベイと理論分析を行った(豊福(2010))。
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