研究課題/領域番号 |
20243022
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
田近 栄治 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10179723)
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研究分担者 |
渡辺 智之 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80313443)
佐藤 主光 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50313458)
山重 慎二 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (20282931)
国枝 繁樹 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (40304000)
竹内 幹 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 講師 (50509148)
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キーワード | 税制 / 社会保障 / 格差問題 / 国際化 / 少子高齢化 |
研究概要 |
税と社会保障の一体改革を通じて、所得や資産の格差是正と経済活性化を並行してどのようにして達成することができるかを課題として研究を行ってきている。本年度は、(1)全般的には、雑誌特集号を編集して、これまでの研究成果の一端を取りまとめた。(2)税制については、法人税や資産課税についての最新の研究成果を踏まえて研究を進化させた。(3)医療・介護班では、デンマークやドイツへの海外出張などを踏まえた研究を進めた。(4)人口動態と財政班では、高齢化のなかで社会保障問題を理論的に検討した。以下、(1)~(4)の各成果の概要である。 (1)『一橋経済学』(一橋大学大学院経済学研究科発行)において一体改革の特集号を編集し、「一体改革の課題」、「一体改革を進めるための情報システム」、「介護保険財政分析の標準化」、「介護保険と高齢者住宅」、および「終身年金の行動経済学的分析」の5つの論文を掲載した。 (2)法人税改革、資産所得税改革について最新の研究をもとに専門誌への寄稿、および海外で招待講演を行った。法人税では、とくに、経済の国際化を踏まえつつ、Mirrlees Reviewを踏まえた法人税改革のあり方についてご日本への示唆を含め研究成果を取りまとめた。 (3)デンマーク及びドイツの医療・介護保険制度について取りまとめ、その日本への示唆について研究成果を取りまとめた。 (4)研究会を開催しつつ、本年度は、社会保障と人口動態について、生活保護制度と年金制度をテーマに論文をまとめた。
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