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2008 年度 実績報告書

財務報告の変革に関する総合研究

研究課題

研究課題/領域番号 20243027
研究機関早稲田大学

研究代表者

廣瀬 義州  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (80140739)

キーワード財務報告 / 企業価値 / 情報開示の多様化 / 情報開示の過重負担 / 日本版EBR
研究概要

本研究の目的は、会計の最終章である財務報告を変革するとすれば、過去の財務報告のどの点を継承し、またどこをどのように変革しなければならないのかについて検討することである。
本研究は、その問題意識や研究の視点、財務報告の意義等について検討を行った結果、次の分析を行った。その内容は、次のとおりである。
分析の縦糸として、まず、わが国の財務報告を測定情報別、機能別、チャネル別、会計単位別、公開・非公開別、報告対象別、報告媒体別、報告機関別、情報の性質別およびセクション別の制度の視点から棚卸しを行い、何を継承し、また何を変革しなければならないのかについて明らかにした。次いで、わが国の企業会計制度と財務報告の何を継承し、何を変革しなければならないのかについて明らかにした。さらに、アメリカ、EU、イギリス、フランス、ドイツ、IASB、OECD等の財務報告についても詳細に分析し、その知見を明らかにし、わが国は今後かかる欧米等の財務報告から何を学ばなければならないのかについて明らかにした。
また、分析の横糸として、実証分析の視点から、まず、情報の適時性と開示方法が財務報告の有用性に及ぼす影響を考察するとともに、電子開示システム導入の効果に関する先行研究をサーベイし、わが国における当該研究の必要性を指摘した。次いで、非財務情報の有用性に関する先行研究にもとづいて、わが国の財務報告を前提とする非財務情報の有用性に関する実証研究を行うための道筋を明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 財務報告の変革に関する研究-中間報告2008

    • 著者名/発表者名
      広瀬義州
    • 学会等名
      日本会計研究学会
    • 発表場所
      立教大学
    • 年月日
      20080900
  • [図書] 日本会計研究学会特別委員会中間報告財務報告の変革に関する研究2008

    • 著者名/発表者名
      広瀬義州
    • 総ページ数
      92
    • 出版者
      日本会計研究学会

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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