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2008 年度 実績報告書

社会的排除のリスク予防の政策プログラム研究-その原理、開発、評価の日英比較-

研究課題

研究課題/領域番号 20243031
研究機関日本福祉大学

研究代表者

木戸 利秋  日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (30224992)

研究分担者 平野 隆之  日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (70183580)
伊藤 文人  日本福祉大学, 社会福祉学部, 講師 (40367727)
丹羽 啓子  日本福祉大学, 健康科学部, 准教授 (10331646)
谷口 由希子  日本福祉大学, 福祉社会開発研究所, 客員研究所員 (80449470)
キーワードイギリス / 社会的排除
研究概要

平成20年度における研究実施計画には3つの課題があった。
1まず英国の社会福祉概念の理論的検討については、英国の貧困概念と社会的排除概念との比較から後者の概念の特徴を貧困研究の方法論を豊富化させるひとつのアプローチと捉えた。そして、社会的排除論の課題を、貧者への排除現象を止揚するための分配政策を支える理論を提供するだけでなく、関係的概念を含めた配分的正義を達成するための理論的視角を積極的に提起できるかにあるとした。
2社会的排除克服のプログラム開発については、イギリスのリーズ市の事例に学ぶとともに、日本においては高知県と新潟県佐渡市において過疎、離島をモデルとした開発型の地域福祉モデルづくりに現地の行政、社会福祉協議会などの協力を得ながら推進した。この内、佐渡市においては旧相川町の町域全体にわたって、地区懇談会や関係機関へのヒアリング、そしてその住民報告会を繰り返しながら合意形成を行い、住民を主たるメンバーとする「相川暮らしと福祉のネットワーク」を設立した。これらは過疎、離島の条件不利のなかでの開発型アプローチの可能性を示しており、次年度にはプログラム化をめざしたい。
3イギリスのリーズ市から福祉事務所副部長、高齢者フォーラム事務局次長、地域住民組織代表、リーズ大学研究者を日本に招請する準備を平成21年3月に現地で行った。その結果、平成21年8月に1週間程度、日本に滞在し、社会的排除をめぐって日本の大学、福祉現場とのシンポジウムなどを開催することに合意した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 青年期(10代後半)の若者へのイギリスの政策動向から学ぶことは2009

    • 著者名/発表者名
      木戸利秋
    • 雑誌名

      福祉のひろば 471

      ページ: 9-16

  • [学会発表] イギリスにおける社会的排除克服政策と日本への課題12008

    • 著者名/発表者名
      木戸利秋, 谷口由希子
    • 学会等名
      日本社会福祉学会
    • 発表場所
      岡山県立大学
    • 年月日
      2008-10-12
  • [図書] 地域福祉推進の理論と方法2008

    • 著者名/発表者名
      平野隆之
    • 総ページ数
      238
    • 出版者
      有斐閣

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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