地域再生と教育再生とを結びつけるという今日的課題と、2006年末成立した新教育基本法のもとでの地域教育振興計画策定という実践的課題をふまえ、地域生涯学習・教育計画論の理論的・実践的研究を展開する。 (1)生涯学習を今日の社会的排除問題に対応する社会的包摂の政策と実践の一環として捉え直し、とくに先発・中発・後発の先進国(英日韓)の周辺的地域をフィールドに、「持続可能な包摂型社会」をめざす生涯学習のあり方についての比較研究を行う。 (2)日本の周辺地域として北海道の周辺市町村をとりあげ、そこでのインテンシヴな地域実態調査にもとづいて地域生涯教育計画(地方都市型モデルと農村型モデル)への方向を検討する。
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