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2008 年度 実績報告書

学力向上策の比較社会学的研究-公正と卓越性の確保の視点から

研究課題

研究課題/領域番号 20243037
研究機関大阪大学

研究代表者

志水 宏吉  大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (40196514)

研究分担者 米川 英樹  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (50116133)
大前 敦巳  上越教育大学, 学校教育学部, 准教授 (50262481)
山田 哲也  大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (10375214)
高田 一宏  兵庫県立大学, 環境人間学部, 准教授 (80273564)
新保 真紀子  神戸親和女子大学, 発達教育学部, 准教授 (30411937)
キーワード学力政策 / 国際比較 / 国内比較 / 公正 / 卓越性
研究概要

平成19年度から全国学力テストが実施されるなど、学力をめぐる教育界の動向は新時代を迎えた。海外においても、学力向上はすべての国における最重要課題となっている。このような状況のもとで、国内外の学力向上策の今日的な特徴と、それらの効果および課題を、比較教育社会学的な視点から分析・検討しようというのが、本研究の目的である。
その際の評価の中心軸となるのが、「公正」(equity)と「卓越性」(excellence)という2つのキーワードである。すべての子どもたちに十分な教育機会を提供できているかという「公正」の観点と、高い水準の教育を実現できているかという「優秀性」の観点は、学校教育制度のパフォーマンスを評価するうえで欠かしてはならないものである。一国の、あるいは一地域の教育システムが、それらをどのくらいのバランスよく実現しているかが、私たちの研究関心となる。
本年度は、国内外での第一段階の調査を実施した。まず国際班では、対象となる8カ国(イングランド・スコットランド・フィンランド・ドイツ・フランス・アメリカ・オーストラリア・ブラジル)において、1週間〜10日にわたる現地調査を行った。また国内班では、全国47都道府県の教育委員会に対する訪問聞き取り調査を実施した。前者については、調査レポートという形で、後者については、報告書という形でその成果を整理し、国内・国外での学力政策の共通性と多様性を確認することができた。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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