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2009 年度 実績報告書

学力向上策の比較社会的研究-公正と卓越性の確保の視点から

研究課題

研究課題/領域番号 20243037
研究機関大阪大学

研究代表者

志水 宏吉  大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (40196514)

研究分担者 米川 英樹  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (50116133)
大前 敦已  上越教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (50262481)
山田 哲也  大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (10375214)
高田 一宏  兵庫県立大学, 環境人間学部, 准教授 (80273564)
新保 真紀子  神戸親和女子大学, 発達教育学部, 准教授 (30411937)
キーワード学力政策 / 国際比較 / 国内比較 / 公正 / 卓越性
研究概要

本研究の目的は、国内外の学力向上策の今日的な特徴およびそれらの効果と課題を、比較教育社会学的な視点から分析・検討することである。中間年にあたる本年度には、初年度の研究成果をふまえて次のような研究活動を行った。
まず国際班では、対象となる8力国(イングランド・スコットランド・フィンランド・ドイツ・フランス・アメリカ・オーストラリア・ブラジル)において、7~10日間にわたる第2次現地調査を実施した。内容は、国・地方レベルでの教育行政当局への聞き取り調査、学校への訪問調査などである。他方国内班では、昨年度の全国都道府県教育委員調査をふまえ、9つの府県(秋田・神奈川・福井・大阪・兵庫・香川・高知・宮崎・沖縄)を選定し、数次にわたる現地調査を行った。調査のやり方・内容は、国際班が行ったものと同種のものである。得られた知見の一部は、2009年秋に開催された日本教育社会学会において報告した。
私たちの検討の中心軸となるのが、「公正」(equity)と「卓越性」(excellence)という2つのキーワードである。すべての子どもたちに十分な教育機会を提供できているかという「公正」の観点と、高い水準の教育を実現できているかという「卓越性」の観点は、学校教育制度のパフォーマンスを評価するうえで欠かすことのできないものである。一国の、あるいは一地域の教育システムが、それらをどのくらいバランスよく現実のものとできているかどうかが、私たちの研究関心である。
今年度については、「国際」「国内」という2つのカテゴリーでその研究成果を報告書の形に整理し、国内・国外での学力政策の共通性と多様性を改めて確認することができた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 都道府県は全国学力テストをどう受け止めたか2009

    • 著者名/発表者名
      志水宏吉, ほか
    • 学会等名
      日本教育社会学会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2009-09-12

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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