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2008 年度 実績報告書

教育財政および費用負担の比較社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20243038
研究機関昭和女子大学

研究代表者

矢野 眞和  昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (30016521)

研究分担者 苅谷 剛彦  東京大学, 教育学研究科, 教授 (60204658)
丸山 文裕  国立大学財務, 経営センター, 教授 (60144888)
月田 みづえ  昭和女子大学, 人間社会学部, 教授 (80171982)
志摩 園子  昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (80192607)
浦田 広朗  名城大学, 大学学校づくり研究科, 教授 (40201959)
キーワード教育財政 / 教育費負担 / 教育経済学 / 教育社会学 / 教育政策 / 人的資本 / 比較社会学
研究概要

本年度は、研究計画の四つの柱に即して、実証的分析のためのデータベースを構築することを主眼とした。初等教育段階については、戦後の教育規模および財政の時系列データを都道府県別に収集し、時代効果、地域効果を分析できる体制が整った。中等・高等および国際比較のデータベースの構築にも着手した。
1)「教育段階別の歴史分析」については、義務教育を中心に、財政の標準化と地域格差の変動を構築したデータベースに基づいて、試験的分析を行った。データベースの有効性を実感するとともに、散逸している高校段階のデータを整理することの重要性を確認した。
2)「財政支出と家計負担」の地域間比較については、データベースの構築のみならず、地方の教育委員会、および高校の進路指導部を訪問調査した。地方の進路指導が、高校によって著しく異なっていること、しかも、この差異が「家計の経済事情」に強い影響を受けていること、等の現状を把握した。この経験を踏まえて、次年度以降に、「教育政策と教育世論」の調査を計画することにした。
3)「進路選択のメカニズムと家計の教育費負担」については、親の学歴と所得、および高校類型によって、進学希望率がどのように異なっているかを既存調査の再分析を行った。
4)「教育財政・教育制度の国際比較」については、OECDデータのデータに基づいて、日本の特徴を把握する研究会を開催し、データベース構築の方針を定めた。韓国とドイツに訪問調査を実施し、高校と大学の接続問題についての情報収集と研究の交換を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] <高等教育政策>の研究と<高等教育>の政策研究2009

    • 著者名/発表者名
      濱中 淳子
    • 雑誌名

      大学論集 第40集

      ページ: 146-161

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 教育条件改善と経営健全化に対する私学助成の貢献2009

    • 著者名/発表者名
      浦田 広朗
    • 雑誌名

      大学・学校づくり研究 第1号

      ページ: 29-38

  • [雑誌論文] 高校生のための大学政策2008

    • 著者名/発表者名
      矢野 眞和
    • 雑誌名

      「大学新聞」の連載記事(11回)2008年4月号〜2009年3月号 なし

  • [学会発表] 東アジアの社会階層と社会的不平等2008

    • 著者名/発表者名
      有田 伸
    • 学会等名
      81回日本社会学会
    • 発表場所
      東北大学
    • 年月日
      2008-11-24

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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