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2010 年度 自己評価報告書

天の川のアンモニア掃天観測

研究課題

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研究課題/領域番号 20244011
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 天文学
研究機関筑波大学

研究代表者

中井 直正  筑波大学, 大学院・数理物質科学研究科, 教授 (80192665)

研究期間 (年度) 2008 – 2012
キーワード天の川 / 銀河 / アンモニア分子 / 星形成 / 電波望遠鏡
研究概要

(1)筑波大学の近くにある国土地理院つくば32m電波望遠鏡の20GHz帯受信観測システムを広周波数帯化・高感度化してアンモニア分子(NH3)の23.6~25.1GHzにある(J,K)ニ(1,1)~(6,6)の6本の輝線ならびに超微細構造線を同時観測することができる観測システムを開発整備する。
(2)この観測システムを用いて天の川銀河の銀河面のアンモニア分子の高密度分子ガスの6本の輝線の同時観測を行い、その強度比から励起温度(現在のガス温度)、光学的厚み(従ってガスの面密度)、オルソ・パラ比(従って過去のダストの温度)などの物理量を精密に測定する。これによって、個々の星形成領域だけではなく、銀河系中心部を含む銀河系全体の構造と運動ならびに現在と過去の温度を比較することによって星形成史を明らかにする。
(3)またこのような膨大な観測を実質的に実行可能なのは世界で本望遠鏡だけであるので、取得した大量のスペクトル線観測データのデータベースを構築し世界中に公開して、赤外線・X線等の他波長との比較により星形成や銀河系構造の研究に末永く使用されるようにする。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2009

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] つくば32m電波望遠鏡によるM17領域のアンモニア輝線観測2011

    • 著者名/発表者名
      石井峻(代表)、瀬田益道、中井直正、宮本祐介、永井誠、他32m望遠鏡グループ
    • 学会等名
      日本天文学会
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2011-03-18
  • [学会発表] つくば32m電波望遠鏡を用いた銀河系中心領域アンモニア輝線観測2009

    • 著者名/発表者名
      永井誠(代表)、荒井均、瀬田益道、中井直正、ほか32mグループ
    • 学会等名
      日本天文学会
    • 発表場所
      山口大学
    • 年月日
      2009-09-14
  • [学会発表] 広帯域デジタル電波分光計AC240の水冷機構の開発と性能評価2009

    • 著者名/発表者名
      荒井均、瀬田益道、中井直正、萩原健三郎、宮本祐介、永井誠、石井峻
    • 学会等名
      日本天文学会
    • 発表場所
      山口大学
    • 年月日
      2009-09-14

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公開日: 2012-02-13   更新日: 2016-04-21  

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