研究課題
(1) 4台のファブリ・ペロー干渉計(FPI)の製作を開始した。このうち1台は直径116mmのエタロンを用いた大型FPI、残りの3台は、直径70mmのエタロンを用いた小型FPIである。(2) 大型エタロンを用いたFPIを、平成21年1月にノルウェー・トロムソにあるEISCATレーダーサイトに設置し、観測を開始した。1月24日にはオーロラ観測のためのデルタ2ロケットキャンペーンとの同時観測に成功し、現在、データ解析を進めている。(3) 小型エタロンを用いたFPIは、米国の業者からのエタロンの納入が平成21年3月にずれ込んだため、平成20年度内の設置は行わなかった。エタロン以外の部品の購入と製作を進めた。平成21年6月位には完成する予定である。(4) ロシアのマガダン・パラツンカ、日本国内の母子里・陸別・信楽・佐多・与那国、インドネシアのコトタバン、オーストラリアのダーウィン、カナダのレゾリュートベイ、アサバスカにおける高感度全天カメラ・フォトメータ、FPIなどの分光観測機器による自動観測を維持・継続した。これらのデータをデータベース化し、ホームページで公開した。ロシアのマガダンには、平成20年11月に新たに高感度全天カメラと誘導磁力計を設置した。(5) 中低緯度域におけるGPS受信機網による観測データを用いた全電子数データの算出とそのデータベース化を進めた。特に東南アジア及び東アジアデータを中心に行った。(4) これらの観測や得られた成果を国内外の学会や研究会で紹介し、共同研究を推進を奨励した。
すべて 2009 2008 その他
すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 11件) 学会発表 (27件) (うち招待講演 2件) 備考 (2件)
Journal of Geophys ical Research 113, A12312
ページ: doi : 10. 1029/2008JA013417
Journal of Geophysical Research 114, A01311
ページ: doi : 10.1029/2008JA013652
Journal of Geophys ical Research (in press)
ページ: doi : 10. 1029/2008JA013902
Journal of Geophysical Research 114, A03316
ページ: doi : 10. 1029/2008JA013893
ページ: doi : 10.1029/2008JA013768
Geophysical Research Letters 36, L07103
ページ: doi : 10. 1029/2009GL037512
Annales Geophysicae 27
ページ: 1625-1629
Physics and Chemistry of the Earth 34
ページ: 343-349
Annales Geophys icae 26
ページ: 2711-2723
http://stdb2.stelab.nagoya-u.ac.jp/omti/index.html
http://stdb2.stelab.nagoya-u.ac.jp/magne/index.html