研究課題
世界資料センターや研究機関のデータ部門、或いは分野毎の仮想観測所(Virtual Observatory)などを、地球惑星科学メタ情報データベースを核として、サイバースペースで結合し、異分野横断・学際研究推進のための母体となる『地球惑星科学仮想データセンター』創出の実現可能性を実証的に研究する。具体的には、(1)テレビ会議装置とネットワークを駆使し、分野毎のデータセンターや仮想観測所、大学その他の研究機関に分散して所属するデータ関係者の日常的情報交換と共有の場を作り出す。(2)仮想データセンターが主導して、地球惑星科学メタ情報データベースの基となるメタ情報をできる限り広範囲かつ細部に亘って継続的に調査・収集する。(3)メタ情報データベースの最適なデータ形式を決定し、検索・表示システムを開発する。H20年度には当研究計画の代表者も参加し同年度から開始した大学間連携研究『超高層大気長期変動の全球地上ネットワーク観測・研究』と密接に協力して、メタ情報フォーマットの調査と適用可能性の検討およびメタ情報を保持するリポジトリソフトウェアの調査を行った。その結果、大学間連携研究事業で採用することにしたSPASE data modelを当研究計画でも採用することにし、地磁気データを具体例として、メタ情報の入力を開始した。2010年2月2日-3日には、名古屋大学において研究集会『地球科学メタ情報のデータベース化:現状とその利用』を開催し、研究計画の進捗状況を報告すると共に、上記大学間連携事業関係者と情報交換を行った。
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Data Sci, J. 9
ページ: IGY100-IGY109
J. Geophys. Res. 114
ページ: A07223
http://wdc2.kugi.kyoto-u.ac.jp/vdc-eps/index.html.ja