研究課題/領域番号 |
20244082
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地質学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
滝沢 茂 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 講師 (80114099)
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研究分担者 |
大槻 憲四郎 東北大学, 大学院・理学研究科, 名誉教授 (70004497)
宮崎 修一 筑波大学, 大学院・数理物質科学研究科, 教授 (50133038)
田中 秀実 東京大学, 理学研究科, 講師 (40236625)
西川 修 秋田大学, 工学資源学部, 講師 (90375220)
松井 智彰 鹿児島大学, 教育学部, 准教授 (40295233)
八田 珠朗 独立行政法人国際農林水産業研究センター, 主任研究員 (60164860)
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研究協力者 |
小澤 佳奈 筑波大学, 生命科学研究科地球進化科学専攻, 大学院生
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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キーワード | テクトニクス |
研究概要 |
地震断層を引き起こした地殻の歪みエネルギーは主に粉砕粒子の非晶質化に費やされると予測して、粉砕粒子内の非晶質化を示し溶解熱測定を行った。この溶解熱測定はフッカ水素酸液用の試料カプセの開発に成功した。このカプセルは国内外を通じて例がない。 特殊なカプセルで溶解熱を測定した結果、石英結晶をアモルファス化するのに要した熱量は約2000J/gであり、これをエネルギー量に換算すると1011ergオーダーとなる。この新知見に基づくと地震断層時の破壊エネルギーは表面エネルギー、すべり摩擦熱エネルギーおよび波動エネルギーとして分配され、主に消費されるエネルギーはすべり摩擦熱エネルギーと波動エネルギーと考えらているが、本研究課題の結論は最も消費エネルギーの大きいのは、結晶内消費エネルギーで、この事は新知見で物質地震学の新展開となる。
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