研究概要 |
細胞やナノ粒子などの微少量試料内の微量元素の超高感度分析を目的として,高出力パルスマイクロプラズマ分析装置の開発を行った。最大55kWの入力電力を達成し,直流動作と比べてヘリウム原子線の発光強度を約10, 000倍向上させることに成功した。微少量試料の分析のため,最少で14ピコリットルの液滴をプラズマ中に射出できるドロプレットネブライザを開発した。その結果,ナトリウムでは従来の誘導結合プラズマ発光分析法と比べて約100万分の1以下となる3. 2agの検出下限絶対量を実現した。また,誘導結合プラズマにドロプレットネブライザを適用し,酵母細胞の単一細胞分析を実現した。
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