研究課題
基盤研究(A)
燃料電池の真の実用化のためには、その電極・電解質界面における反応をナノレベルの空間分解能で解明しなくてはならない。我々は、電子線ホログラフィその場観察により、試料内部の電位の測定から界面におけるイオンや原子空孔の動きを直接観察して反応解明のための手がかりを求めている。本研究は、燃料電池反応を実際に透過電子顕微鏡内で実現し、反応中の電解質内部の構造や、電位状態、さらにはイオンの伝導状態を3次元観察しようとするものである。対象としては(1)高分子固体電解質燃料電池(PEMFC)に対して、2種類のガス分離導入試料ホルダー(2ガスホルダー)を用いた電解質内電位分布のplan view観察(2)固体酸化物燃料電池(SOFC)に対して、差動排気とガスインジェクションノズルを導入した1種類のガス環境下で、加熱・電圧印加状態での固体電解質電極界面の状態観察を目指している
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