研究概要 |
1)多光子吸収による液中衝撃波駆動源の発現メカニズムの解明 引き続き,光力学的作用による衝撃波駆動源とfsパルス特性(fsパルス強度,焦点サイズ,パルス幅,fsパルス繰り返し周波数)との関係に関するデータを集積し,一部を定量化,定式化した.また,成果を論文化した. 2)衝撃波の発生と空間構造の解明 (1)圧力上昇プロセスと衝撃波の発生タイミングとfsパルス特性との関係を定量化,定式化した. (2)衝撃波伝播場の空間構造を超高速PIVにより可視化し,fsパルス特性との関係に関するデータを集積した.一部成果を論文化した. (3)プラズマバブルの特性に関するデータをさらに集積し,発生質量とfsパルス特性との関係を明らかにした.一部成果を論文化した. 3)衝撃波の伝播特性,キャビテーションの成長ならびに液相ジェットの発生メカニズムと構造の解明 (1)プラズマバブル混相流中における衝撃波の3次元伝播特性とfsパルス特性との関係を定量的に解明し,定式化した. (2)キャビテーション成長の3次元構造の経時変化ならびに液相ジェット発生機構とその3次元構造に関するデータを集積し,fsパルス特性との関係を定量的に着手した. (3)引き続き,光力学的キャビテーションの理論解析を行った. 4)プラズマバブルの成長メカニズムと運動特性の解明 (1)プラズマバブルの成長と運動を計測するために,気泡速度と径の同時計測を行えるようOEMP法(光電ファイバーマルチファンクションプローブ)を改良した.一部成果を論文化した.
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