研究概要 |
港湾や空港などの国際物流のハブ機能を有する国際重要インフラに着目し,相互依存的な安全性投資行動の問題(Interdependent Security(IDS))の問題として,そのリスクガバナンスの政策を理論的・実証的に分析・方法論を構築する。その達成目標は次の通りである (1) 災害経済分析やゲーム論,政治経済学的アプローチにより,実施可能な国際重要インフラのリスクガバナンス戦略を抽出し,それらの政策が有効に機能するための条件を理論的に明らかにする (2) 国際重要インフラが直面している災害リスク分析のための実証的フレームワークを構築する (3) (2)で開発した方法論に基づいてハザード,インフラの相互依存性,経済影響など部分モデルからなる統合的な分析モジュールと,ターミナルオペレータなどの港湾・空港選択行動モデルとから構成されるをGISベースの統合シミュレーションモデルを構築し,そのモデルを用いた政策分析を実施する
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