研究分担者 |
保田 英洋 神戸大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60210259)
庭瀬 敬右 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (50198545)
西口 規彦 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40175518)
大笹 憲一 北海道大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (90111153)
三浦 誠司 北海道大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (50199949)
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研究概要 |
本研究の目的は, 申請代表者らが開発したグロー放電による液中プラズマ利用の新規金属ナノボールの製法を活用し, 各種金属と合金材料を出発原料としたナノボール創製研究と機能物性発現の物性解析評価, および作製したナノ粒子を利用した新規機能材料の開発基礎のための材料設計を行ことである. 今年度の以下の成果をもとに特許申請, 投稿論文の準備を進めているところである. ナノボール作製・評価チーム : 各種金属と合金の材料を出発原料として準備し(合金は組成ごとにアーク溶解炉などによりバルク材料を作製する), 棒状試料(0.5-3mm径)に加工したのち, K2CO3を添加した水溶液中でグロー放電を行いナノボールの作製. 各種の機能性材料への適用を考慮してTi系(Ti-Alなど), Cu系, Ni系, Fe, Co系の合金, 特に本年度はステンレスのナノボールについて集中的に作製を行った. また, 金属ナノボールを出発原料とした新規焼結合金の開発を行うため単体金属についても準備を進めた. 理論解析チーム : ナノボールの物性, プラズマ制御, 生成機構解明, 相安定性の調査を行うために実験チームとの連携をとりながらナノボールに関する以下の理論解析を行った. ナノボール物性測定チーム, 電子顕微鏡その場実験チーム 電子顕微鏡を用いてナノーボールの組織観察とその場物性実験による機能物性発現評価の準備を介している. 特に, レーザー照射も含めた新たな展開を開始した. ナルボール利用機能材料開発チーム 合金, 半導体、フラーレン炭素を含むナノボールを出発原料とした新規材料設計の準備を行った.
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