研究課題
基盤研究(A)
本研究は、申請者らが従来魚類脳の特徴を活かして世界をリードしてきた多機能性ペプチドGnRHを産生する3種の異なるGnRHニューロン系の機能に関する研究を、トランスジェニックメダカを対象とした高度な電気生理記録技術や最新のニューロン特異的光学的破壊・イメージング、行動中の動物におけるテレメトリーや遠隔電気刺激、等の最先端の技術を導入して研究することにより飛躍的に発展させ、他の追従を許さない独創的研究成果を得ようとする野心的な計画である。我々は既に機能と分子種の異なる3種GnRHを産生するGnRHニューロンにGFPを発現させるトランスジェニックメダカ3種すべての系統を作成・維持している。こうしてGFP蛍光により生きた動物の丸ごとの脳でそれぞれのGnRHニューロンが可視化できる実験系の有利さを最大限に活かして、本研究では多機能生理作用を持つ3種類のGnRH神経系すべてについて、分子から細胞および脳のシステムレベル、さらには行動のレベルまでの生物学的階層すべてを視野に入れた多角的かつ先端的な研究を密接なチームワークの基に行う。
すべて 2011 2010 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (5件) 備考 (8件)
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http://www.biol.s.u-tokyo.ac.jp/users/naibunpi/lab.html