研究概要 |
大腸菌由来tRNAアセチル基転移酵素TmcAの真核生物ホモログであるRATが,18S rRNAの特定の部位にアセチル基を転移する活性を持つことを,M.musculus 由来RAT(mRAT)およびS.cerevisiae由来RAT(yRAT)を使って,直接的に,証明した.同時に,これらのタンパク質がATPase活性を持つことも確認した.結晶構造解析に向けて,非常に多くの条件をスクリーニングした結果,不安定なC末端123残基を削ったS.cerevisiae由来RA(ΔC123-yRAT)が, 大型放射光施設SPring-8 BL32XUで,9^^Åの回折を与えることを確認した.
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