細菌情報伝達ネットワークの分子機構

2010 年度 自己評価報告書

• 研究課題/領域番号: 20248012
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 応用生物化学
• 研究機関: 近畿大学
• 研究代表者: 内海 龍太郎 近畿大学, 農学部, 教授 (20151912)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2012
• キーワード: two-component system / Saf A / EvgS / EvgA / PhoQ / PhoP

研究概要

(1)細胞膜小タンパク質、B1500(Saf A)とセンサーキナーゼPhoQ(HK)の相互作用の分子機構解明
(2)EvgS(HK)/EvgA(RR)制御下の遺伝子群の転写制御機構の解明と酸耐性の分子機構
(3)EvgS/EvgA活性化機構
(4)(3)にともない、B1500の発現制御機構、PhoQ活性化、PhoQ/PhoP制御下の遺伝子群の発現制御機構ならびに酸耐性化機構の解明

研究成果

• [雑誌論文] Regulation of acid resistance by connectors of two-component signal transduction systems in Escherichia coli. (2011)
  • 著者名/発表者名: R.Utsumi, 他3名
  • 雑誌名: J.Bacteriol 193 ページ: 1222-1228
  • 査読あり
• [雑誌論文] Development of anti-virulence drug in Streptococcus mutans : repression of biofilm formation, acid tolerance, and competence by a hislidine kinase inhibitor, walkmycin C. (2011)
  • 著者名/発表者名: R.Utsumi, 他4名
  • 雑誌名: Antimicrob.Agents.Chemotherapy. 55 ページ: 1475-1484
  • 査読あり
• [学会発表] ヒスチジンキナーゼ介するtwo-component systemを標的とした薬剤開発 (2011)
  • 著者名/発表者名: 内海龍太郎、五十嵐雅之
  • 学会等名: 日本薬学会シンポジウム「新しい坑感染症薬・抗生物質、ケミカルバイオロジー」
  • 発表場所: 静岡(招待講演)
  • 年月日: 2011-03-29
• [学会発表] EvgS/EvgA signal transduction : transcriptional cascades and acid resistance. (2010)
  • 著者名/発表者名: R.Utsumi
  • 学会等名: 英国微生物学会シンポジウム「Acid stress : surviving and responding」
  • 発表場所: (招待講演)
  • 年月日: 2010-09-05
• [学会発表] 細菌情報伝達ネットワークとその阻害剤の開発 (2009)
  • 著者名/発表者名: 内海龍太郎
  • 学会等名: 日本乳酸菌学会シンポジウム(秋期セミナー)「細胞の外からの刺激に対して乳酸菌や他の細菌はどのように応答しているのか」-細菌の制御メカニズムと利用の可能性
  • 発表場所: 東京農大
  • 年月日: 2009-11-27
• [学会発表] 細菌情報伝達ネットワークとドラソグターゲット (2008)
  • 著者名/発表者名: 内海龍太郎
  • 学会等名: 平成20年度日本分子生物学会・生化学会合同大会シンポジウム
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2008-12-11
• [図書] Japanese J.Lactic Acid Bacteria(「細菌の情報伝達ネットワークとその阻害剤の開発」)21 (2010)
  • 著者名/発表者名: 内海龍太郎
  • 総ページ数: 36-41
  • 出版者: 日本乳酸菌学会誌
• [図書] Bacterial signal transduction : networks and drug target (Utsumi, R編集)第1章, introduction to bacterial signal transduction networks. (2008)
  • 著者名/発表者名: R.Utsumi
  • 総ページ数: 1-6
  • 出版者: Springer
• [図書] Bacterial signal transduction : networks and drug target (Utsumi, R編集)第16章,The inhibitors targeting two-component signal transduction. (2008)
  • 著者名/発表者名: R.Utsumi, 他3名
  • 総ページ数: 229-236
  • 出版者: Springer
• [備考] 日本農芸化学会トピソクス賞受賞「う蝕菌バイオフィルム形成に対するアロマデンドレン類縁化合物の阻害機構」内海龍太郎、他4名 3月28日、2011年京都
• [備考] 日本農芸化学会トピックス章受賞「う蝕菌Streptococcus mutansに対するヒスチジンキナーゼ阻害剤の病原性抑制効果」内海龍太郎 他1名
• [備考] 第7回バイオビジネスコンペJAPAN優秀賞受賞(4月20日、2007年)細菌情報伝達系を標的にした新規医薬・農薬の開発と応用 3月30日、2010年(東京) 内海龍太郎
• [産業財産権] バイオフィルム形成阻害剤 (2010)
  • 発明者名: 内海龍太郎, 他3名
  • 権利者名: 内海龍太郎, 他3名
  • 産業財産権番号: 特願2010-12418
  • 出願年月日: 2010-01-22
• [産業財産権] レスポンスレギュレーターWalRを標的とする新規抗菌剤 (2009)
  • 発明者名: 内海龍太郎, 他2名
  • 権利者名: 内海龍太郎, 他2名
  • 産業財産権番号: 特願2009-230384
  • 出願年月日: 2009-10-02
• [産業財産権] 新規化合物シグナマイシン、その製造方法、及びその用途 (2008)
  • 発明者名: 内海龍太郎, 他1名
  • 権利者名: 内海龍太郎, 他1名
  • 産業財産権番号: PCT/JP2008/065196EPC 08792742-2
  • 出願年月日: 2008-08-26