研究課題
TRPM2の局在性を詳細に調べることにより、形質膜だけでなく細胞内膜にもゾンザイすることが明らかになった。特に、リソソームからのCa^<2+>放出を制御することにより、膵ベータ細胞の細胞死を制御することが明らかになった。細胞外からのCa^<2+>流入との連関を調べていくことが、本TRPM2の役割の完全な理解のためには重要である。(Lange et al., Science Signal.)TRPM7はMg^<2+>やCa^<2+>等の流入を制御することにより生理機能を果たすことが着目されてきたが、今回、TRPM7をin vivoノックダウンすることにより、マウス脳において、虚血時に活性化開口し細胞外から主としてNa^+を流入させることにより、神経細胞死を惹起させる役割が明らかとなった。また、興味深いことに長期増強などのシナプス可塑性にも関与することがわかった。(Sun et al., Nature Neurosci.)
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