研究課題
(1) 日周リズム(サーカディアンリズム)によるサイトカイン類の血中濃度変化の解明マウス血中のサイトカイン濃度の日周リズムによる変化を明らかにした。これにより、サイトカイン血中濃度の変化をクラスター分析し、サーカディアンリズムを形成するサイトカインカスケードおよびホルモンの影響を明らかにした。ヒトにおけるサイトカインのマーカー利用に際し、重要な基盤的情報となる。(2) 計算課題負荷の、サイトカイン相関パターンに対する影響の検討計算負荷課題によるサイトカイン濃度相関パターンの影響を明らかにした。(3) 運動課題負荷の、サイトカイン相関パターンに対する影響の検討運動負荷課題によるサイトカイン濃度相関パターンの影響を明らかにした。(2)、(3)により、計算負荷、運動負荷によって特有のサイトカイン血中濃度パターンが生じることが明らかになり、疲労、ストレスの種類を判定できることを示した。(4) 労働によるサイトカインパターン変化の検討複数の施設(病院、特別養護老人ホーム)において夜勤が血中のサイトカイン濃度プロファイルに与える影響を検討、前年度までのデータと照合し、再現性を確認した。判断ミスの発生率との照合を計画したが、明確な判断ミスが起きておらず、ミス発生率との照合はいまだデータを蓄積中である。(5) ACTHレセプター欠損マウスのストレス応答に対する検討サーカディアンリズムと血中サイトカイン濃度との相関を検討した。現在国際誌に投稿準備中である。
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