(1)オーラルヒストリーと本研究全体に関する研究会3月29日、東京女子大学で、第10回台湾オーラルヒストリー科研費研究会を行った。講師は田園調布大学の藤森智子准教授で、報告題目は「台湾の農村地域における聞き取り体験」であった。 (2)オーラルヒストリー採集・編集・公開の作業メンバーが本科研費、または別の経費で台湾に出張し、オーラルヒストリーの採集を実施した。本年度採集録音したオーラルヒストリー、及びこれまでに研究分担者が蓄積してきた未整理の録音記録、及び今年度入手した1980年当時のインタビューの文字化編集作業が速記業者によって文字化編集が行われた。文字化編集は、本年度約30名分、および研究会記録で合計約120時間分が納品された。研究活動を公開する冊子として、『台湾口述歴史研究』第2集、第3集を発行した。一連の作業は日本語世代台湾人の日本統治から戦後への転換の体験の肉声を研究資料としてアクセスできるようにするために必要な、重要な作業である。 (3)資料収集とデータベース作成オーラルヒストリーの文字化に際して必要な台湾の人名、地名のデータをコンピュータに入力する作業を行った。
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