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2011 年度 研究成果報告書

台湾人の口述歴史の採集分析に基づく日本統治から戦後への台湾社会の転換に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20251005
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 史学一般
研究機関東京女子大学

研究代表者

栗原 純  東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (40225264)

研究分担者 所澤 潤  群馬大学, 教育学研究科, 教授 (00235722)
連携研究者 中田 敏夫  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (60145646)
松永 正義  一橋大学, 大学院・言語社会研究科, 教授 (50190484)
木下 尚子  熊本大学, 文学部, 教授 (70169910)
松田 京子  南山大学, 人文学部, 准教授 (20283707)
丸川 哲史  明治大学, 政治経済学部, 教授 (50337903)
松金 公正  宇都宮大学, 国際学部, 准教授 (50334074)
研究期間 (年度) 2008 – 2011
キーワード口述歴史 / 日本統治 / 台湾社会の変容 / 植民地 / 日本語世代 / 白色恐怖
研究概要

日本統治期から戦後の中華民国期の転換期における台湾社会の変容について、日本統治時代に日本語教育を受けた世代を中心に口述歴史の方法に基づいて研究した。この時期は、文献史料が大変限られており、研究が困難な時期であるが、それを補うことを意図した。調査の対象者には、植民地において医学部などの高等教育を受けた方、戦時中は上海に在住し戦後台湾に帰還した方、兵士として太平洋の孤島に赴いた方、台湾総督府の高官、あるいは戦後の政治的弾圧の被害者、マラリアなど伝染病対策の責任者などが含まれ、その結果、歴史研究に資する証言が多く得られた。

  • 研究成果

    (21件)

すべて 2012 2011 2010 2009 2008

すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) 図書 (10件)

  • [雑誌論文] 上海における「国際阿片調査委員会」と日本のアヘン政策-台湾総督府のアヘン専売制度を中心として-2012

    • 著者名/発表者名
      栗原純
    • 雑誌名

      近代日本研究(慶應義塾福沢研究センター)

      巻: 28 ページ: 3-55

  • [雑誌論文] 台湾総督府の阿片専売政策-明治三四年の扶鸞「降筆会」運動の意味するもの-2011

    • 著者名/発表者名
      栗原純
    • 雑誌名

      第六届台湾総督府関係案学術研討会論文集

      ページ: 79-134

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 国語の同化政策とその影響に関する調査研究-植民地台湾での台湾人のアイデンティティ形成-2011

    • 著者名/発表者名
      中田敏夫
    • 雑誌名

      附属学校外国人児童生徒受け入れ調査事業の報告書

      巻: 2 ページ: 1-67

  • [雑誌論文] 寥継思著『徳聡の履歴書』-清国人・日本人・中華民国人だった一人の台湾人の履歴書より2011

    • 著者名/発表者名
      中田敏夫
    • 雑誌名

      国語国文学報

      巻: 69 ページ: 13-38

  • [雑誌論文] 台湾における魯迅2010

    • 著者名/発表者名
      松永正義
    • 雑誌名

      言語社会

      巻: 4 ページ: 110-122

  • [雑誌論文] 統治初期における台湾総督府の旧慣調査と土地政策南部地方を中心として2009

    • 著者名/発表者名
      栗原純
    • 雑誌名

      台湾学研究国際学術研討会殖民地与近代化論文集

      ページ: 41-107

  • [雑誌論文] 日本統治下台湾における旧慣尊重と同化政策-戸口調査簿における女性の姓と改姓名-2008

    • 著者名/発表者名
      栗原純
    • 雑誌名

      東京女子大学史論

      巻: 61 ページ: 47-67

  • [雑誌論文] 植民地教科書と国定教科書気になるコトバ民度2008

    • 著者名/発表者名
      中田敏夫
    • 雑誌名

      植民地教育史研年報

      巻: 11 ページ: 194-197

  • [雑誌論文] 植民地支配下の台湾原住民をめぐる「分類」の思考と統治実践2008

    • 著者名/発表者名
      松田京子
    • 雑誌名

      歴史学研究

      巻: 846 ページ: 99-107

    • 査読あり
  • [学会発表] 台南と台湾総督府の塩業政策について-塩専売制度の廃止と施行-2010

    • 著者名/発表者名
      栗原純
    • 学会等名
      国立成功大学主催「海洋古都府城文明之形塑」
    • 年月日
      2010-11-20
  • [学会発表] 台湾総督府の阿片政策-明治三四年の扶鸞「降筆会」運動の意味するもの-2010

    • 著者名/発表者名
      栗原純
    • 学会等名
      国史館台湾文献館主催「第六届台湾総督府案研討会」
    • 年月日
      2010-08-26
  • [図書] 『台湾口述歴史研究』第7集松永正義・丸川哲史「日本敗戦前後の台湾の言語事情および大陸との関係」白柳弘幸「玉川大学教育博物館・台湾教育史現地調査について」20122012

    • 総ページ数
      92
    • 出版者
      台湾オーラルヒストリー研究会
  • [図書] 『台湾口述歴史研究』第5集「王萬居オーラルヒストリー」2012

    • 総ページ数
      90
    • 出版者
      台湾オーラルヒストリー研究会
  • [図書] 『台湾口述歴史研究』第4集国際研究集会「台湾社会の変容と口述歴史-思い出が紡ぎ出す歴史を探る-」(下)2011

    • 総ページ数
      111
    • 出版者
      台湾オーラルヒストリー研究会
  • [図書] 『台湾口述歴史研究』第6集「戦後沖縄の引き上げのインタビュー」,宮田節子「朝鮮総督府関係者の録音記録とその文章化」,倉沢愛子「インドネシアの元南方特別留学生へり聴き取りと出版の体験」2010

    • 著者名/発表者名
      恩河尚
    • 総ページ数
      134
    • 出版者
      台湾オーラルヒストリー研究会
  • [図書] 台湾の社会的リーダー階層と日本統治2010

    • 著者名/発表者名
      所澤潤(監訳)呉文星
    • 総ページ数
      566
    • 出版者
      財団法人交流協会
  • [図書] 台湾ナショナリズム東アジア近代のアポリア2010

    • 著者名/発表者名
      丸川哲史
    • 総ページ数
      222
    • 出版者
      講談社
  • [図書] 台湾における<植民地>経験2010

    • 著者名/発表者名
      松金公正(植野弘子・三尾裕子編)
    • 総ページ数
      55-98
    • 出版者
      風響社
  • [図書] 『台湾口述歴史研究』第3集国際研究集会「台湾社会の変容と口述歴史-思い出が紡ぎ出す歴史を探る-」(上)2010

    • 総ページ数
      83
    • 出版者
      台湾オーラルヒストリー研究会
  • [図書] 『台湾口述歴史研究』第2集「タンキーの判示に見られるライフヒストリー研究の可能性」弘谷多喜夫「私のオーラルヒストリー体験と聞き取りの可能性」2010

    • 著者名/発表者名
      古家信平
    • 総ページ数
      86
    • 出版者
      台湾オーラルヒストリー研究会
  • [図書] 『台湾口述歴史研究』第1集「台湾でのオーラルヒストリー採集の技術を考える」2009

    • 著者名/発表者名
      所澤潤
    • 総ページ数
      48
    • 出版者
      台湾オーラルヒストリー研究会

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公開日: 2013-07-31  

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