研究課題/領域番号 |
20251007
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
泉 拓良 京都大学, 文学研究科, 教授 (30108964)
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研究分担者 |
南川 高志 京都大学, 文学研究科, 教授 (40174099)
清水 芳裕 京都大学, 文化財総合研究センター, 准教授 (90127093)
冨井 眞 京都大学, 文化財総合研究センター, 助教 (00293845)
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キーワード | フェニキア / 地下墓 / 縦穴墓 / ヘレニズム時代 / ローマ時代 / カルタゴ / サブラータ / レプティス・マグナ |
研究概要 |
平成20年度の現地調査とその他の活動は以下の通りである。 (レバノン)レバノン共和国ティール、ラマリ地区200番地北側で当初発掘を予定していたローマ時代の地下墓が地下墓で無かったので、2003年度に発掘した199番地に調査地を変更し、性格不明遺構XJ06周辺の調査を行った。その結果ヘレニズム時代の建物(紀元前1〜2世紀)の基礎と、紀元1世紀頃の縦穴墓2基を発見した。発見した縦穴墓の発掘、埋葬施設の実測を行い、建物遺構等から出土した遺物の実測をおこなった。さらに、ローマ時代の地下墓2基を新たに発見したが、発掘は平成21年度の行うこととし、遺跡保護のために埋め戻した。 (リビア)リビア・レプティス=マグナ及びサブラータ遺跡のコロナ衛星の画像を検索したが入手できず。レプティス=マグナ遺跡では遺構確認とGPSにより位置計測を行い出土資料の実見した。サブラータ遺跡で遺構確認とGPSにより位置計測を行い、リビアにおけるカルタゴ遺跡の景観比較の為の資料を作成した。 (イタリア)リビア調査の情報交換とカルタゴ研究の打合せ・意見交換をパレルモ大学のファルソーネ教授とおこなった。ファルソーネ教授とシチリア各地のフェニキア・カルタゴ遺跡を踏査し、ローマ周辺では、サンタ・セヴェラ遺跡の踏査を行った。 (国内)年次報告書(パンフレット)の準備をし、リビアでの踏査についてのwebページを作成した。
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